日本株投資判断(ショーボンドHD/JMDC/JESHD) 2022年10月

ピーターリンチの投資術に倣って銘柄分析と、売買を振り返ります。

ショーボンドHD

インフラ補修工事の会社。

銘柄発掘

マネックス証券の銘柄スカウターで営業利益率>10%、ROE>10%、連続増益>3年でスクリーニングをかけ、自己資本がどんどん積みあがっている銘柄として挙げた。

分類と指標

自己資本比率80%、ROE13%、営業利益率21%と収益性、資本効率もよい会社です。増収増益が続いていますが、PER25-30程度で、ピーターリンチの言う②優良株、私的分類では、「ゆっくり成長&中配当株」です。

自問自答 成長性はあるか?

地震や水害などのニュースが絶えない日本では需要が絶えないと予想されます。成長性として、今後不景気となっても、国土交通省からの受注は減りにくいと考えています。この点で長期潮流に乗っており、成長性があると考えられます。

購入タイミング

現時点で特別割安という訳ではありませんが、上昇トレンド中であり、25日移動平均に近づいた6300円で購入。

売却タイミング

ピーターリンチの優良株は20-30%で利確する、短期投資向きとされていますが、前述の理由から長期投資向きの銘柄と考えています。10%以上下落した場合は売却、そうでなければ長期保有のつもりで考えています。

JMDC

銘柄発掘

健康保険のビッグデータを扱う会社。こちらも銘柄スカウターでヒットした企業。

分類と指標

営業利益率は22%、データを売る会社ではだいたいこれくらいの数字です。直近3年の売上は30%ずつ上昇、利益も20-30%ずつ上昇しており、PER70-100程度で推移。ピーターリンチの言う④急成長株に当たります。

自問自答 成長はいつまで続くか?

健康保険のビッグデータは今は保険会社や製薬会社へ提供しているようですが、将来的に省庁や医学学会が利用することで医療の効率化や、医療政策の成否を判断する材料として有益と考えます。マイナンバーカードに保険証が統合されると、治療内容や処方内容などのデータを収集しやすくなりますが、これがJMDCの業務効率化に作用するか、医療データ事業の参入障壁を下げる作用をするかまだ分かりません。保険証統合の政府目標の2024年までは成長は硬いでしょう。

購入タイミング

今回の追加購入は、正直ナンピン買いです。グロース株を買っているのは米国金利にブレーキがかかりそう、という予想です。5100円と4850円で100株ずつ買い増し。

売却タイミング

①売上高の伸び、EPSの伸びが減速ないし止まる

②現在以上の金利上昇で高PER株が売られて下落トレンドになる

③利確タイミングは現時点では考えていない。

 

ジャパンエレベーターサービスHD

銘柄発掘

エレベーターの保守点検を行なっている会社。こちらも銘柄スカウターで発見。

分類と指標

指標は営業利益率14%、自己資本比率46%、ROE25%(いずれも四捨五入)と収益性と資本効率が良い。PER50程度であり、ピーターリンチのいう②優良株と④急成長株の間の銘柄です。

自問自答 成長性はあるか? いつまで成長し続けるか?

2020年〜今期まで10%ずつ増収、増益の予想で、地理的な新規開拓で今後も増収、増益が見込まれる会社と考えています。もっと大局的に、そもそも【今後エレベーターは増えるか?】を考えると、高齢化・バリアフリー化が進み、買い物も小型店舗→大型店舗へ集約という流れが予想されるため、エレベーターは増えると予想します。

購入/売却タイミング

今回の買い増しはナンピン買いです。金利上昇が持続し高PER株が下落トレンドになったら売却します。現在反発中ですが、上昇トレンドに入ったら前回高値を超えたところで買い増ししたいです。

利確タイミングは現時点では考えていません。

まとめ

自分なりの購入動機をつづってみました。ご意見があれば、ぜひコメントしていただけると幸いです。

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