はじめに 徐々にFIREを意識し始める
執筆時点で、私のフルタイム勤務はあと3ヶ月足らずに迫っています。
FIREできるから辞めるというわけでなく、病院から追い出された形での退職です。
これまで資産は順調に増えており、目標とする7000万円かつ50万ドル以上はかなり現実的になってきました。
近いうちに資産の取り崩しを実行する時がやってきます。
ただ資産を取り崩すのは心理的に非常に難しいようなので、実際に必要十分量を取り崩す事ができるかはわかりません。
そこで今回は先人たちから取り崩しの実際について学んでいきます。
理論上は株式(ほぼ)全振りがベスト
FIRE後は資産を取り崩しながら生活することになりますが、なるべく資産を長持ちさせる、成功確率を高めるためには、可能な限り株式比率を高める事が重要です。
株式:債券でいうと、75〜80%を株式に振り分ける必要があります。
こうすることで50年にわたって、3.5〜3.8%の取り崩しを90%以上の確率で続ける事ができます。

先輩ブロガーの実践法
ところがどうも、FIREの先輩方は現金(または換金性の高い資産)の比率をあえて高めているようです。
「FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記」の九条さん。
「心豊かにシンプルライフ」のクロスパールさん。
「高卒非正規が株式投資でアーリーリタイアを目指す」のronaldreadさん。
私はたくさんブロガーを追っているわけでは無いのですが、御三方ともに同じような取り崩しスタイルを取っています。
私のフォローする中での例外は、「地球PF運用ブログ(FIRE生活中)」のURTKさんくらいです。
ただ彼も退職後に債券を多く追加購入しており、現役時代よりも保守的な運用になっています。
なぜ現金比率を高めるのか
資産形成期前半の方は、数年以内に暴落が来ても特に問題ありません。
含み損の金額も大したことはないし、むしろ暴落時の積み立てで資産形成は加速します。
ところがFIRE後は
・暴落時の買い増しをしない
という資産形成期とは真逆の状態になるため、リスク許容度が低くなっています。
それならばリスク資産を減らしておくのは合理的ですね。
リスクを減らすと資金がもたなくなるのでは?
ただしこれだと取り崩しの成功確率は下がってしまいます。
株式比率を下げるならば、引き出し率を3%程度以下に下げる必要があります。
ここで先ほどのブロガーさん達に戻ると、みなさんかなり余裕を持ってFIREされています。
なので引き出し率を低くしても、余裕のある生活ができているようです。
相場の調子が良かったこの15年ほど、株式などで資産を増やし、資産が十分増えたらリスク資産から逃げる。
みなさん非常に上手い立ち回りをしてきました。
筆者はどうするか
私はそれほど多くの資産を作りたいと思っていないため、ギリギリでFIREし、大半を株式で運用し続けたいと思います。
それでうまくいかなくなったら「FIRE卒業民」になって、社会復帰しようと思います。
そもそも私は週5勤務を辞めるだけで、完全に労働を辞めるつもりはありません。
常に頭にあるのはDie With Zero。これからも自由な時間を買って過ごします。
まとめ
・でもFIREブロガー達はこぞって現金を増やしている
・これは必要金額以上に資産を増やしたため
・筆者はギリギリFIRE、ほぼ株式運用を目指す
・ダメになったら「FIRE卒業」でいい
野村総研が出している金融資産のピラミッドのあれ、最新版が2021年です。
2024年版があるなら富裕層は倍増してるかもしれません。
そのくらいとんでもない株高、円安になっています。
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