株価チャート分析の教科書 レビュー 感想

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たろうです。私は、投資に関してブログ、Youtube、書籍で勉強中です。

今日は下記の書籍について、レビューをしていきます。

株を買うなら最低限知っておきたい 株価チャートの教科書 足立武志 著

株価チャートの教科書

株価チャートの教科書

  • 作者:足立 武志
  • 発売日: 2015/07/06
  • メディア: Kindle版

はじめに

こちらは、取引に用いるテクニックで企業の決算書や事業内容を分析する

「ファンダメンタルズ分析」と対になる

株価チャートを手掛かりに投資する手法の

「テクニカル分析」の教科書です。

株価は企業の業績(ファンダメンタルズ)によって決まるわけではなく、投資家の買値、売値で決まる。つまり、投資家の期待、時流に乗った人気の株が上昇するという考え方で、主に順張り投資を目的に、チャートを見ていきます。

学校の教科書と同じように、チャートの基本事項からトレンドを読み方、それに乗る方法、買い時と売り時について書かれています。

投資初心者の自分にとっては90/100点の良書でした。

トレンド

著者の大切にしているのは25日移動平均線。

日足チャートでは5日移動平均線、25日移動平均線、75日移動平均線がかかれており、25日移動平均線は25日間の終値の平均値で、トレンドの指標となる。また株価は移動平均線に近づいていく性質があり、移動平均からの離れているときは調整が入る可能性が高い。

この本では

「25日移動平均線が上向きで、株価が移動平均線の上にある」場合を上昇トレンド

「25日移動平均線が下向きで、株価が移動平均線の下にある」場合を下降トレンド

と定義している。

よって、

買い時は、下降トレンドから上昇トレンドに切り替わったところ。

売り時は、上昇トレンドから下降トレンドに切り替わりそうな時。

・ロウソク足の成り立ち

ロウソク足の実体は一日のうちの始値と終値の変化を表していて、ひげは高値と低値を表している。

下髭の長いロウソク足はその日に大きく上昇に転じたことを表しており、反発(底値)のサイン。上髭の長いロウソク足は天井のサインとなる。

今までロウソク足のひげについて注目していませんでしたが、こんな利用法があるなんて初めてしりました。ほかにもロウソク足でのトレンド転換の見方がかかれています。

感想

この書籍の最後に、力試しのクイズがあるので、買い時、売り時がマスターできたか確認できるようになっていて、チャート分析、テクニカル分析の基本がわかる教科書でした。

今までは四季報でファンダメンタルズ分析のみをして、PERが低い個別株を選んでトレンドを無視して買っていましたが、なかなか株価が上がらずナンピン買いや損切りを繰り返していました。投資効率を上げるためには、「上昇トレンドに乗る」ことが重要だと感じました。

コロナ禍で運輸や旅行銘柄が赤字決算なのになんで株価上昇するんだ?と疑問に思っていましたが、決算は材料に過ぎず株価を決めるのは期待と人気なんですね。

テクニカル投資を実践するには、

毎晩就寝前に保有銘柄の移動平均や直近の安値に合わせて逆指値の売り注文をいれ、

上昇トレンドに変わった・変わりそうな銘柄に成り行きの買い注文か、逆指値の買い注文をセットして寝るという習慣が必要で、

私が一度に管理できるのは5-10銘柄くらいだと思います。

次回は同じシリーズの「株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 」ついてのレビューを書こうと思います。

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