” data-en-clipboard=”true”>
” id=”はじめに”>はじめに
機関投資家は3年で二倍になる株を探している。これだと漠然とした目標だけど、株価2倍は毎年20%ずつ株価が上昇すれば、3-4年で達成できる。では毎年20%成長する企業の特徴ってなんでしょう。そんな銘柄の探し方を教えてくれる本でした。
スクリーニング法
先に結論から、
本書と私の経験を統合して、私なりの銘柄探しのスクリーニング方法を紹介します。マネックス証券の銘柄スカウターで条件を入力します。楽天証券でもおおむね同じようなスクリーニングはできますが、マネックス証券の方が長期間の評価ができます。
スクリーニング条件
①増収 あまり重視しない
②増益 連続3-5年以上 あまり長いと成熟企業がヒットする。
⓷ROE 10-20%以上
④自己資本比率 40-60%以上
⑤営業利益率 10-20%以上
⑥配当利回り 2-2.5%未満(つまり配当性向が低いこと)
これらでヒットした銘柄のうち、さらにふるい分けとして
⑦財務情報の年次推移で自己資本が毎年積みあがっていること
⑧経営陣に大株主がいること
これらを総合して銘柄探しをしています。
自己資本を積み上げる企業
株のバリュエーションとしてPBRとPERという指標がある。
PBR(株価純資産倍率)
=株価/BPS
=株価/EPS x EPS/BPS
ROE 自己資本利益率
自己資本比率100%で純資産100万円、ROE25%の企業が、
得られた利益25万円のうち配当性向20%(配当5万円)で株主還元をすると、
翌年の純資産(自己資本)は120万円になります。
これを3-4年繰り返すと、純資産は144万円、178万円、200万円と増えていき、純資産とともに株価が2倍になるという計算です。
また毎年確実に自己資本を積み上げるために、売り上げや利益は減っても、赤字にならない企業選びが大切です。
テンバガーを見つけるポイント
本書やほかのyoutuberの方もいわれているテンバガー発掘のポイントとして
①収益性が高いビジネスモデルで、
②時価総額が低く、
⓷事業の拡張性(シェアを増やすのではなく、未開拓の市場で普及させる)
などがあげられます。
また複数の事業を行っているより、1つの事業に専念している企業の方が10倍に化ける可能性が高いと考えます。ソニーのようなと複数の事業を行う会社(コングロマリット)では、1つヒット商品を生んでも全体の業績への影響は小さくなります。一方、1種類の商品で勝負している企業は、狙いが外れれば衰退しますが、ヒットすれば急成長します。
こういう視点でみると、株式の集中投資と分散投資の違いに似ていますね。
コメント