モメンタム投資シリーズ prologue

デュアルモメンタム

インデックス投資の概要

長期投資の王道といえばインデックス投資です。

最近はNISAiDeCoなどの優遇税制の導入や、好調な株式市場を背景に投資を始めた、あるいは検討する方も増えてきたと思います。

まずインデックス長期投資の利点、欠点を紹介し、その欠点をカバーしたモメンタム投資というものについてご紹介します。

インデックス投資はここ数年で種類が大きく増え、コストも大きく下がっています。

特に顕著なのはアメリカを中心とした外国株投資で、楽天証券では2年足らずで取引件数が30倍になったと公表しています。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2101/09/news021.html

すでに多くの方がご存知のように、日本と違いアメリカの株式市場では100年単位での超長期上昇トレンドが続いています。

株式投資の未来を書いたジェレミーシーゲルは、インフレによって通貨の価値は毀損する一方、株式投資は過去200年以上にわたって平均6.7%のリターンを上げ続けてきた(インフレ調整後)と言い、長期株式投資の有用性を説いています。

株式、債券、ゴールド、ドルの超長期チャート

このような背景を受け、個人投資家の間でインデックス投資が半ばブームとなってきています。

ではこのインデックス長期投資は誰にでもできるものなのでしょうか。何か問題点はあるのでしょうか。

インデックス投資の問題点

1  暴落時に耐えられない

これが最も難しいと思います。

コロナショックの暴落からはもうすぐ1年になります。

その時に投資は行っていましたか?

その時どのような行動を取りましたか?

私はというとiDeCoしかやっておらず、暴落の恐怖も、その後の上昇の恩恵も得られませんでした。

長期投資家であっても、私も含め、暴落時にどのような事を考え、どのような行動を取るのかはその時になってみないとわからないものです。

これさえ乗り越えられれば(狼狽売りをせずに持ちこたえられれば)、米国株投資であれ、全世界株投資であれ、きっと良い結果となるでしょう。

ただ私にはその自信がありません。

例えばリーマンショックの時、S&P500は直近高値200710月に1576をつけてから、1年半後の20093月に670まで下げています。ドルベースの下落率は57%でした。

同時期に円高が加速したため、円ベースだと64%の暴落となりました。

リスクを取って株を買い、1年半もの期間上昇を信じ続けた結果、資産が1/3になる

どんな心境かなかなか想像がつきません。

ただ今の時点から、このレベルの暴落が来る事を予想して、その準備をすることは、長期投資を行う人全てに必要だと思います。

2  他に目移りしてしまう

投資をしていると、派手に上がる銘柄や指数が嫌でも目に入ってきます。

今をときめくGAFAMに代表される米国ハイテク株、ビットコインに代表される仮想通貨などなど。

流行りに乗ってコロコロ乗り換えても良い結果につながらないのは誰でもわかる事ですが、実際には愚直に決めた株や資産を買い続けるのはなかなか大変だと思います。

3  長期(10年以上)でも上昇しない

日本のバブル崩壊以降、米国の2000年代、新興国の2010年代など、長期にわたって停滞する事は珍しいことではありません。

米国株、全世界株などの大規模な指数においても同様です。

先ほど200年間、株式は上昇を続けてきたとグラフを載せましたが、途中10年単位の停滞は何度も経験しています。

これらの問題点を克服して長期投資を続けたい、特に暴落を避けて資産を増やしたいと思っていました。

色々調べる中で、モメンタム投資法、というものを見つけました。

これが私の投資法を一変させる、とんでもない出会いとなりました。

これから数回にわけて、モメンタム投資とはどんなもので、どんな風に使っていくべきかを買いていこうと思います。

モメンタム投資とは

momentumは直訳で勢い、運動量と訳されます。

株価の上昇、下落には一定期間(数ヶ月から1年程度)それが持続すると言う傾向があるといわれています。

株価の勢いに乗って売買を繰り返す、順張り投資の一種です。

またこのやり方はローテーション戦略とも言われます。

モメンタム投資のバックテスト

百聞は一見にしかず。

毎月月末に
・S&P500(VOOIVVなどのETF)
・非米国小型株(VSSというETF)
・米国長期国債(TLTVGLTなどのETF)
を候補として、S&P5003ヶ月、6ヶ月前の騰落率の合計が
0未満米国長期国債を買う(またはホールド)
0以上非米国小型株も同様の計算をして、騰落率の高い方を買う(またはホールド)

例えば今月の株価が110円、3ヶ月前が90円、6ヶ月前が100円だったとしたら、騰落率はそれぞれ110/90-1+18%110/100-1+10%、合計18+10+28%となる

表にするとこんな感じになります。

モメンタム投資のフローチャート

これを毎月繰り返した結果が以下のグラフです。

出典: portfolio visualizer

このグラフは私が実践しているデュアルモメンタム投資のバックテストです。

… とんでもない結果になりました。

インデックス投資が23年間で5.8倍になったのに対し、モメンタム投資は同じ23年で64倍以上になっています。

得られるデータの最も古いところからの追跡なので、時期による意図的な操作はしていません

当然今後どうなるかは誰にも分かりませんが、少なくとも過去は一貫して機能して来た事がわかります。

次回以降は、モメンタム投資がどのようなものか、具体的にお話ししていきます。

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