年末調整の季節 配偶者控除減額のギリギリと判明

はじめに 毎年恒例の年末調整

2024年も早いものでもうすぐ終わり。

年の瀬迫る11月のサラリーマン、最大のイベントは、そう年末調整ですね。

苦手な人は頭を抱え、何も控除がない独身リーマンは一瞬で終わるアレです。

私は税金のことを調べるのが好きなので、全く苦ではありません。

 

しかし計算するうちに大きな見落としをしていたことがわかりました。

 

 

配偶者控除が減らされそう

配偶者控除、または配偶者特別控除は、夫婦とも収入が基準額以内であれば、収入の多い方(多くは夫)に控除があるというシステムです。

典型的なパターンは専業主婦やパート主婦の家族ですね。

我が家も妻が無職なので、配偶者控除が受けられる予定です。

 

ただ夫の所得(給与収入から給与所得控除を引いた額)、妻の所得を把握する必要があり、また所得は給与収入に限りません。

我々投資家の場合、配当金や売却益も所得に含まれます。

 

ここで特定口座・源泉徴収ありの方は申告をしなければ所得にはカウントされません

私は証券口座を源泉徴収なしにしているので、確定申告の必要があり、その所得は配偶者控除の計算対象となってしまいます。

また私は前年に譲渡損があり、確定申告で繰越ししているのですが、配偶者控除の計算には繰越控除適用「前」の金額で計算されます。

 

繰越控除適用前の所得で計算されることを今回初めて知りました

年収850万円以上だと給与所得控除額は上限の195万円で、収入が1095万円までは満額38万円の配偶者控除が受けられます

 

国税庁HPより

 

これを超えると26万円まで減らされ、約4万円の増税となります。

 

今年のアルバイトや年末までの残業代などの諸手当を予想、株式などの利益を足し合わせると、予想年収が1085万円でした。

上限までわずか10万円。めっちゃギリギリです。

 

しかもこれはFXの利益を0に圧縮できたという前提なので、FXの利益調整でも絶対にミスれません。

 

 

対策はあるのか

ついこの前、海外REITを売却して先進国株式に乗り換えたところでした。約7万円の売却益が出ており、今思えば完全に邪魔な利益となってしまいました。

繰越控除前の所得で計算されることを知らなかったためです。

 

それ以外には含み損となっている銘柄はほぼなく、利益の圧縮は困難です。

 

最終手段として、年末に日経平均の2倍ブルと2倍ベアを両買いして、損失が出た方を決済して別の日経ブル(ベア)を買い直すというやり方があります。

受渡日が来年になる日(2024年は12月27日以降)に全て決済すると、利益を来年に持ち越すことができます

 

しかしこれはほぼ必ず保有コストや売買スプレッドで損失となってしまうし、いくら圧縮できるかも不透明です。

まずは年末までになるべく精度高く収入を計算し、ブルベア両建てという最終手段を繰り出すかを検討します。

 

 

まとめ

・年末調整の季節。収入を計算
・配偶者控除がもらえるギリッギリの収入になりそう
・無駄な株取引が一つの原因
・最後の手段でブルベア両建てするが、果たして1095万円までに抑えられるか

昨年も妻の所得調整をミスってしまい、ブルベア両建てで損を出した挙句に、所得が3,000円オーバーして住民税の所得割5,000円がかかってしまいました。

今年は4万円の勝負。結果がわかるのは確定申告書作成時でしょう。

来年以降は給料が大きく下がるので、なんとか今年は勝利を掴み取りたい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました