はじめに 適正株価は?配当利回りに着目
下落基調の米国株ですが、これがどこまで下がるのか、またどのあたりが適正価格なのかを考えてみたいと思います。
PER、シラーPER、バフェット指数(時価総額 / GDP)など指標は多くありますが、今回はVOO (S&P500 ETF) の配当利回りに注目します。
Seeking alpha というHPに詳しい情報が載っていました。
過去の利回りを確認 どこまで下がる?
まず過去5年の配当利回りチャートを確認します。
2022年7月11日現在の利回りは 1.60%
当然ながら、株価が上がれば利回りは下がります。逆も真なり。
この半年余りの株安のため、配当利回りはじわじわと上昇しています。
次に過去10年の平均、最高、最低利回りの表を見てみると、現在の水準が見えてきます。
VOO は半年前の高値から約20%下落していますが、それでもまだ割高だということがわかります。
過去の水準までには、7月11日の株価から、さらに
最低利回り 4%
平均利回り 12%
最高利回り 23%
平均利回り 12%
最高利回り 23%
の下落が必要です。
ここから10%下がって、ようやく過去平均になります。
まだ下落余地はあると言えますが、ここから20%下がれば、さすがに底値が近いと考えることもできます。
ただしこれは配当が変わらないとした場合の仮定です。
実際には配当は増えていますので、もう数%下落余地は少ないと見ても良いかもしれません。
このペースで増えれば、11年で配当金は2倍になります。
10年待てば VOO が高配当株になると考えれば、株価が下がっても慌てずにいられるのではないでしょうか。
まとめ
・米国株の底値を配当利回りから予想
・さらに10~20%は下がりそう
・配当は毎年 6.6%上昇。11年で倍になる計算
・慌てず長期で待とう
・さらに10~20%は下がりそう
・配当は毎年 6.6%上昇。11年で倍になる計算
・慌てず長期で待とう
配当に着目したコンテンツは見たことがなかったので記事にしました。参考になれば幸いです。
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