はじめに AIバブル真っ只中
ハイテク銘柄、特に半導体銘柄が急騰しています。
日経平均は7万円を突破し、キオクシアはトヨタを抜いて時価総額1位となりました。
高配当株と比べるとその差は激しく、日経平均ETF(1321)と国内高配当ETF(2529)は以下のような推移となっています。

1年チャート↑
特にこの3ヶ月は日経平均が33%上昇したのに対し、高配当ETFはマイナスという動きになっています。

3ヶ月チャート↑
私自身、国内の高配当株を買っているので、毎日悔しい思いをしています。
今回はインデックス投資と並んで個人投資家に人気のある、高配当株投資について改めて考えます。
本当に後悔なく高配当株投資を長期間続けられるのか、という問いです。
なぜ高配当株投資が人気なのか
高配当(優待)株投資は、他の投資手法に比べて圧倒的な人気があります。
同じバリュー寄りの投資でも、低PER, PBR銘柄を集めた投資や、高ROE投資、なんていうのはあまり聞きません。
なぜ高配当株が人気なのでしょうか?
当然ながら配当が多くもらえるからです。
ではなぜ配当を多くもらいたいのでしょうか?
それは株式のリターンが「使えるお金」に変換される(と認識する)からでしょう。
リターンは市場全体のインデックス投資よりも劣る、と始めから理解している人が多いです。
ファーマ・フレンチモデルのバリュー効果を根拠に、より高リターンを目指して高配当株を買っている、という方は稀だと思います。
高配当株の長期リターン
長期リターンを比較します。
最も代表的な米国高配当ETF、VYMは20年前の2006年11月に上場しました。
配当再投資後の現在までのトータルリターンは5.69倍、年率19.86%でした。
一方同じ期間のS&P500 ETF、IVVは7.67倍、年率23.64%でした。

年率およそ4ポイントの違いです。
この数字は配当を非課税で受け取り、全て再投資、というあり得ない設定です。
課税後はさらにリターン差は拡大します。
もちろん高配当ETFの方がボラが小さいという大きな利点はあります。
それもこの10年は標準偏差が14.5%(VYM) と 15.7%(IVV)で、そこまで大きな差はありません。
長く信じられれば良い
市場にはサイクルがあり、今後高配当株が高リターンになる時期は必ず来ます。
そんな日を信じて、あるいはそんな日が来なくても、高い税額、低いリターンの高配当株を握り続けられるならその方法は正しいと思います。
しかし私には到底その考えには至れません。
毎月の資産増加もオルカンと比較しているくらいなので、株式資産が市場平均に負けるのを許容できません。
なので私は高配当株から降りました。
高配当株は妻名義で保有しており、一度に売ると社保の扶養から外れてしまうので、チマチマと毎年売っています。
逆にオルカンを持っていて市場の動きに惑わされることは、私はありません。
例えばNASDAQ100が上がっていっても、そういうもんだよね、と納得できます。
高配当株に限らず、ご自身の投資について、末長く持ち続けられるかを改めてご一考してみて下さい。
まとめ
・歴史的にもリターンは弱い
・その上配当は税金も高い
・オルカンに負けたくないので筆者は降りた
・投資方針の見直しを推奨
本文でも書いたように、高配当株は少しずつしか売れないので、私の投資方針は変わりません。
ただこのモヤモヤを解消したくて記事にしました。


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