はじめに 全く知りませんでした
早速結論から。
REIT(Real Estate Investment Trust):不動産投資信託
この事実をご存知でしたか?
私は執筆しているこの日まで、全く知りませんでした。
今回は
・J-REITについては?
・今後の投資戦略の見直し
について考えていきます。
REITが占める割合について
S&P500の場合
下記のサイトが見やすくておすすめです。
記事は2023年6月のもので、REITはS&P500のうち、2.5%含まれているようです。
ちなみにREITが入るようになったのは2016年からで、最近の事とのこと。
セクター別に見ると11ある中で最も小さなセクターとなります。
オルカンの場合
こちらのサイトから引用します。
2023年12月時点で、Real Estate=不動産 は2.38%入っています。
S&P500 とほぼ同じ割合です。
VTの場合
アメリカのYahoo!ファイナンスから引用します。
2024年1月時点ではReal Estate=不動産 の割合は3.14%と、S&P500やオルカンよりも少し高くなっています。
外国株の中にREITは2.5〜3%含まれる
時期によっても、また指数によっても多少異なりますが、2.5〜3%は株式インデックスの中にREITが含まれます。
時価総額加重平均の運用を目指すのであれば、ー多くの方がそうすべきですがー、追加でREITファンドを買う必要はありません。
日本株指数にはREITが含まれない
一方日本では、日経平均やTOPIXといった代表的指数にJ-REITは含まれていません。
なので外国株のように、「株式インデックスを所有したら自動的にREITが含まれる」という状態にはなりません。
J-REITだけ買うべきか?
であればJ-REITを個別で買うべきでしょうか。
J-REITが世界の株式に占める割合を考えてみます。
VTの中で、日本株の割合は米国について2番目、6.1%含まれています。
またREITはVT全体の3.14%を占めています。
ということは全世界株に占める、J-REITの割合は以下のように推測できます。
6.1% × 0.031 ≒ 0.19%
仮に将来全世界株が2倍、J-REITが3倍になったとします。
その時J-REITを0.19%組み入れていたときは、資産全体では2.0019倍になります。
ということで、インパクトがあまりに小さいので、私はJ-REITを追加で買う必要はないと思います。
筆者の今後の方針
私は今日まで外国株インデックスの中にREITが含まれるという事実を知らずに、せっせと先進国REITを買っていました。
執筆時点では資産全体の3.1%、168万円をeMAXIS Slim先進国リートで持っています。
時価荷重よりも多くREITを持ちたいわけではないので、間違いに気付いたのならすぐ売って全世界株を買うべきです。
ただ問題は、
REITが最近全然上がっていないので、悔しくて売れない
ということです。
全世界株式(日本除く)と先進国REIT比較チャート(1年)
いずれもeMAXIS Slimシリーズ マネックス証券のHPより引用
全世界株式(日本除く)と先進国REIT比較チャート(3年)
いずれもeMAXIS Slimシリーズ マネックス証券のHPより引用
とはいえ持っておく理由はないので、踏ん切りがついたら売却します。
保有コストもオルカンやVTより高いし。
まとめ
・その割合は概ね2.5〜3%
・日経平均やTOPIXはREITを含まない
・筆者は保有しているREITを売却方針
投資についてもう3年くらい発信しているのに、こんな初歩的なことを全く知りませんでした。
おそらく投資に関して2024年のNo.1サプライズニュースになるでしょう。
コメント
ピンクの丸の中の、prologis は、不動産会社のようです。
Real estate は、日本で言う三菱地所みたいな不動産業のこと、ないし少なくとも一部は混じっているのでは?
素人の感想で、リストに載っているティッカーを確認したりはしていませんが、どうなんでしょうか
REIT が組み入れられているということ、証券会社のウェブサイトでも、そのように説明されていることがわかりました。
お騒がせしました。
コメントありがとうございます。また確認が遅くなり申し訳ありません。
REITであるか上場株式か、最大の違いは税制面だと認識しています。
一口にREITといってもビジネスモデルは多様ですし、単に税金が優遇されている不動産業界を特別扱いする必要はないと思います。
個別銘柄について調べることは全く考えていませんでした。
ご指摘ありがとうございます。