はじめに 将来設計において年金額の把握はmust
みなさん、将来受け取れる年金がいくらかご存知ですか?
おそらく多くの方が把握していないと思います。
国民年金ならば、満額支給でいくらというのは調べればすぐにわかります。
2021年度の老齢基礎年金の満額は78万900円(年度改訂)です。
年額なので、月当たりに換算するとおよそ6万5075円です。
Google の強調スニペットより
しかし厚生年金は人によって掛け金が違いますし、将来の給料も予想できないので、年金額の把握は困難です。
だからと言って年金額を知らずに放置すれば、老後いくら必要なのか、そのために毎月の生活費をいくらにすべきかもわかりません。
そこで今回は、私の年金額をシミュレーションしてみることにしました。
同じやり方をすれば、皆さんも年金額が試算できますので、ぜひ参考にして下さい。
ねんきんネットで確認
厚生年金の計算
自分の年金額を確認したい場合、ねんきんネットにログインして調べる方法がベストです。
最初の登録がやや面倒ですが、最近はマイナンバーカードでログインできるようになりました。
ログイン後画面の「将来の年金額を試算する」をクリックすると、「かんたん試算」「詳細な条件で試算」があります。
まず「かんたん試算」を見てみます。
現在の職業、給料が 59歳11ヶ月まで続くと仮定した時の、65歳からの年金額が表示されます。
私の場合は月に 15.6万円となりました。
しかしFIREを予定している方はこれが当てはまりません。
次に「将来の年金額を試算する」を見てみます。
私の場合、40歳で仕事を辞めようと考えているため、これを反映させます。
質問4の欄に、就業等の期間を入力します。40歳0ヶ月までと入力します。
追加で40歳以降は自営業、収入0円と入力し、国民年金を継続します。
結果は … 毎月 9万円となりました。
厚生年金はわずか 3.5万円になってしまいました。
ちなみに下の方に「基金代行部分」というのがあります。これはなんでしょうか。
日本年金機構のHPで調べた内容をざっくり説明します。
基金代行部分とは…
厚生年金基金という組織が、国とは別に一部の年金を支払っている。
厚生年金とは別で、追加の企業年金 (いわゆる年金の3階部分) と考えて良い。これは年金そのものではないから、シミュレーション上では別枠で掲示されている。しかしこれも受け取れる年金である。
また1年でどれだけ年金額が変化するかも調べました。
41歳で仕事を辞めた場合のシミュレーションは以下の通りでした。
厚生年金部分だけでみると、35,100円 → 38,400円と、3,300円増加しました。
1年働いてもあまり増えませんでした。
年金のために長く働くメリットはなさそうです😇
国民年金の計算
もし国民年金の計算だけなら、ねんきんネットを使わなくても調べられます。
保険市場のHPがわかりやすいので、こちらで計算してみます。

このページでは厚生年金もまとめて計算できるようになっていますが、ここでは国民年金が知りたいだけなので、年齢、加入期間だけ入力し、無職として計算します。
そうすると学生時代の6年間が非加入なので、加入期間34年となると、受取額は年間66万円、月に5.5万円とわかりました。
40歳リタイアでの年金は 9万円 どう考えるか
以上より、65歳からの受け取り年金額は以下のように推定できます。
国民年金:5.5万円
合計 :9.0万円
ちなみに妻は40年満期で支払いする予定なので、年金は 毎月 6.5万円となります。
つまり妻が65歳を過ぎたら年金額は約 15.5万円に増えます。
さてこの金額をどう捉えるべきか。
私は老後の足しには十分だと考えます。
今後数年で資産を増やし、そこから取り崩して生きていく。
そういう計画で死んでいこうと思っていて、定年後は年金だけで食い繋ぐつもりはないからです。
この数字を基に、今後さらにFIREに向けた具体的な計算をしていこうと思います。
まとめ
・ねんきんネットで厚生年金、国民年金を計算した
・その結果、65歳からの年金は 毎月 9万円と算出
・年金のためにリタイアを延ばすつもりはない
・今後はより具体的にFIREに向けて計算する予定
もちろん今後更なる少子高齢化やインフレによって、年金額は変わってくるでしょう。
数年おきにチェックするのが良さそうです。
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