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はじめに ジュニアNISA選びについて
2023年に廃止されるジュニアNISAですが、この投資先を2,3ヶ月考えていました。
おさらいすると、子供1人につき、年間80万円までが非課税枠で購入する事ができる制度です。
子供が20歳になるまでは非課税で運用ができます。
これまでは子供が18歳になるまでは原則払い出しができませんでしたが、2024年以降は売却、払い出しができるようになります。
私はこれまで
楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)
などを候補に考えてきました。
今回は投資対象が決まったので、その報告と理由を書きます。
私はジュニアNISAとして選びましたが、もちろん一般NISAでも使えます。
それはタイトルの通り、
というやり方です。
それぞれのファンドについては別記事で考察しています。本記事の最後に掲載します。
なぜレバレッジ型ファンドなのか
リスクリターン比 (シャープレシオ) が高い、というのが最大の理由です。
例えば、株式と債券の比率別のリターンを見てみます。
対象は、1972年以降の全米株式と米10年物国債。
株式 : 債券 |
リターン |
シャープレシオ |
10 : 0 |
10.73 % |
0.44 |
6 : 4 |
9.72 % |
0.53 |
4 : 6 |
8.96 % |
0.55 |
0 : 10 |
6.98 % |
0.32 |
株式を増やせば期待リターンも大きくなるが、その分値動きも荒くなる。
株式は3〜4割にすると、最もシャープレシオは高くなる。しかしその分リターンは下がる。
という原則があります。
であればレバレッジをかけて(一部先物取引を利用して)、株式は3〜4割で運用すれば最も良いリターンが期待できる。
というのがレバレッジ型バランスファンドの基本戦略です。
しかし理屈通りにはいきません。
・レバレッジを使うとその分コストは高くなり、またトラッキングエラーも起こりやすくなる
・借金して株を買うようなものなので、心理的な抵抗、不安がある
・今後の金利上昇 (=債券価格低下) で、パフォーマンスが悪くなると考える人もいる
これらのファンドは資金の2~2.6倍の債券を保有しているため
それでも私は、シャープレシオの高い投資は高リターンにつながると確信しています。
また債券価格も株と同様に予測はできないものです。
(予測できるならその売買で儲けられる)
低金利だからと言って、債券を持たないのはナンセンスだと思っています。
レバレッジにはコストがかかりますが、この2ファンドはいずれも実質コストで0.5〜0.6%/年と、比較的安く保有する事ができます。
グローバル3倍3分法ファンド(グロ3)とUSA360を半分ずつ買うと…
まずそれぞれの組成を確認します。
グローバル3倍3分法
株式60%
先進国20%
新興国20%
日本 20%
REIT40%
先進国20%
日本 20%
債券200%
日、米、独、英、豪 40%ずつ いずれも中期国債
USA360
全米株式90%
米国債 270% いずれも中期国債
これを足して2で割るとどうなるでしょうか。
グロ3 + USA360
株式75%
先進国55%(米国52%、その他3%)
新興国10%
日本 10%
REIT20%
先進国10%
日本 10%
債券235%
米国155%、日、独、英、豪 20%ずつ
(リスク資産:債券=29:71)
めちゃくちゃ良いバランスになりました!
まず株式の地域別比率が全世界にかなり近くなりました。
ヨーロッパが少なく、その分日本が少し増えました。
またグロ3で大きく取られていたREITが半分になり、かなりマイルドになりました。
リスク資産にREITを組み入れるのは、分散の観点から好ましいため🙆♂️です。
債券はわずかですが、米国以外も入って通貨の分散が効いています。
両買いはジュニアNISAならではの理由も
早期償還へのリスクヘッジという意味もあります。
どちらもまだ運用開始してから3年未満で、長期運用の実績がありません。
こちらはジュニアNISAで20年運用しようと思っているので、20年以上もってくれないと困るわけです。
制度的に、ファンドが終了しても新たな非課税枠で買うことはできません。
税制的な意味でも分散の価値はあると思っています。
まとめ
・ジュニアNISAのおさらい
・グロ3とUSA360を半分ずつ買うことにした
・その組成は理想に近いものになった
年7%、20年で4倍… 夢が膨らみます🤤
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