目次
はじめに
ARK社という運用会社を聞いたことがありますか?
私はつい最近、ARKKというETFが話題になっているのを知りました。
ARKは“破壊的イノベーション“への投資に特化した運用会社で、ARKKはその中核のETFです。
チャートを見ると2014年の上場以来、S&P500 (赤線)を大きく上回っており、特にコロナショック上昇が著しいのが分かります。日興アセットマネジメント(日興AM) のHPがとても示唆に富むものだったので、今回はこれを紹介して、私の考えを付け加えたいと思います。
日興AMによる、ARK社紹介の概要
前後が合うように適宜加筆、修正を行っています。
キャシー(ARK創業者)に言わせれば、インデックス投資とは「すでにうまく行った過去の成功」に追随した「後ろを見た」投資なのです。彼らはそれには一切の興味がなく、ただ「未来の世界に何が起こるのか」という「next big thing」だけを見ているのだというわけです。
既存の業種でなく、未来の世界を変える「破壊的イノベーション」に着目。 イノベーションを理解する専門家を金融以外からも採用。 イノベーションを実現する企業や、大企業の中での取り組みを発掘。 イノベーションがつくる未来の市場規模から逆算して、今の企業の株価を見る。
何だか格好よくて、いいことばかりに聞こえますが、これが「正解」かどうかはまだわかりません。彼らが大きな見込み違いをしている可能性もありますし、想定する時間軸が長い分だけ、すぐに結果が出ない可能性は高いはず。
つまり、投資家にも「覚悟すべき長期の時間軸」が求められているといえます。
ところで、私たち日興アセットがいつも思うのは、「投信は買うのは簡単。持ち続けるのが難しい」ということ。そして、持ち続けることができない限り、人生設計の助けになるような結果は得られないだろうということです。
よく「積立は1万円からできます!」という宣伝文句を見ますが、本当にその人の人生設計に役立つかという観点からは、月1万円ではたぶん力不足。
どんなに投資信託のリターンが良かったとしても、その後の人生設計を助けてくれる金額には増えていないでしょう。投信積立に何か「魔法のような力」があると思ってはいけません。
あくまで「ちょっと痛いな」と思うくらいの本気の金額で取り組まない限り、あとで「あの時勇気を出して始めてよかった!」とはならないのです。
「本気の積立」のセットの仕方の一案は、「非課税制度+イノベつみたて」です。
ARKのキャシーが「バックミラー」と言った世界株式インデックスですが、世界から時価総額の大きい順に広く網を張るのは、資産形成のベースキャンプとして間違っていませんし、そもそも「つみたてNISA」の対象はそうしたタイプばかり。
その上に載せたいのが、当ページの「イノベつみたて」です。
もしかすると保険の見直しやローン返済について、改めてじっくり考えることも必要かもしれません。けっして無理はせず、でも「ちょっと痛いな」と思うくらいのちょうどいい「本気の積立」をセッティングしましょう。
前半はファンドの紹介、後半はファンドを組み入れ方、心構えを書いています。
まず文章から情熱と本気、誠実さが伝わってきます。
美辞麗句を並べ立てて、投資家を騙して儲けようとする輩とは全く違います。
特に長期で持ち続けることの大切さ、投資をやるなら本気でやれというメッセージが響きます。
また自分の生活を豊かにしてくれる事を期待するのであれば、資産の多くを注ぎ込む必要があります。
それには当然覚悟と勉強が必要です。
このETFはオススメか
私は買わないし、お勧めもしません。笑
おいなんやねん、紹介しておいて!というツッコミは少し待ってください
このファンド買うということは、ファンドが破壊的イノベーションを起こす企業を見つけられると判断するに等しい訳です。
企業ならどんな商品を作っていて、どんな見通しでいるかなどはまだわかりやすいですが、ファンドの見通しを個人が理解するのは難しいのではないでしょうか。
それを判断するよりは、自分でその企業を探しに行った方が話はシンプルだと思うのです。
このファンドの組み入れ銘柄を参考にして、自分で調べて、将来を予測する方が楽しそうですしね。
それに私は投資で一発当てたいなどと思わなくなりました。
自分にその才能がない事を、過去の売買で思い知ったからです。
過去の投資についてはあまり書いたことがないので、機会があれば書こうと思います。
株式市場から退場しないために、長期の大幅な下落を避けるためにiDeCo, つみたてNISAの長期積み立て+デュアルモメンタム投資をしています。
まとめ
・ARKKというETFが話題に
・ARK社を紹介した日興AMのサイトが素晴らしい
・私は買わない。身の程を知ったから
でも情報技術や人工知能が今よりもっと進んだ未来を想像するのは、とてもワクワクします。
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