新NISAに向けて資金の準備 iDeCoがやっぱりお勧め

はじめに 新NISAの枠を埋めるのは大変

2024年から始まる新NISAは、年間最大360万円の投資が可能です。

我が家は筆者と妻で、毎年720万円入れることができます。

ただ一馬力で働く我が家で720万円の追加投資はさすがに厳しいので、限度まで非課税投資をするには前もって資金を用意しておく必要があります。

 

もちろん上限まで一度に投資する必要はないのですが、非課税を最大限活用するためにはなるべく埋めておきたいと考えています。

 

今回は、資金の調達方法、注意点について現時点で考えていることを書いていきます。

 

現在の課税口座状況

筆者

つみたて枠でも買える 
成長投資枠なら買える △
NISAで買えない     ×
商品 金額 (万円) NISA枠
米国株式など 136
GLDM 273
グローバル3倍 65 ×
USA 360 66 ×
楽天VXUS 403
合計 943

楽天VXUSはデュアルモメンタム用として購入。数ヶ月ごとに売買するためNISAには不適

 

商品 金額 (万円)  NISA枠 
米国株式など 61
2515 (海外REIT) 148
日本個別株 477
USA 360 15 ×
合計 701

 

新NISA枠をどう埋めるか

筆者の場合

2023〜4年は1年間育休を取るため、入金力がありません。

そのため今の課税口座から引っ張ってくることを考えています。

米国株を120万円分、あとはデュアルモメンタムをさらに縮小してNISAに移動させます。

ゴールド(GLDM) は期待リターンが低く、配当もないため課税口座で寝かせておくつもりです。

含み益がゼロになったら、あるいは税金調整で使えそうなら売るかもしれません。

 

妻の場合

妻が新NISA対象の株・ファンドを680万円ほど持っていますが、妻は働いていません。

そのため利益や配当が基礎控除内(48万円)で収まれば、課税口座でも税金はかかりません。

慌ててNISAに移す必要がないため、税金がかからない範囲でNISAに移しつつ、新規購入もできる範囲でぼちぼちとやっていきます。

 

唯一の問題点はSBIネオモバイル証券が廃止・統合されることです。

日本の個別株が売却時に0.55%取られるため、廃止前に動く必要があるかもしれません。

 

NISA枠を焦って埋める必要は全くない

我が家の場合、課税口座の運用がNISA枠(1800万円)より少し足りないくらいです。

そのため、最初の2〜3年は360万円の限度いっぱいに投資して、その後はゆっくり埋めていくのが最適解となるでしょう。

 

資産のピーク(10年以内)で、新NISA2人分が埋まるかどうかという規模になると予想しています。

 

アクティブ運用はさっさとやめて、NISAで永久保有というスタンスが最も合理的です。

売却益の税金をコントロールしながらそれに近づけていこうと思います。

 

 

私は躍起になって最短でNISAを使い切ろうとしていますが、余裕資金で投資を行うことが大切なのは言うまでもありません。

月1万円でも、できる範囲でやっていけば十分です。

焦って投資をする方が絶対にデメリットが大きいので、やり過ぎに注意しましょう。

 

フルタイムで働いている方なら、iDeCoの所得控除のメリットが大きいので、私はまずiDeCoの枠を埋めることをお勧めします。

たとえば年収が450万円以下ならば、多くの場合所得税5%、住民税10%が課税所得に対してかかります。

もし毎月23,000円(毎年27.6万円)をiDeCoに拠出したら、節税額は年間4.14万円になります。

まとめ

・NISAを埋める資金がない
・課税口座から移す予定
・デュアルモメンタムは時期を見て撤退
・非課税ありきで投資枠を決めるのは間違い
・労働者はやはり iDeCo がNISAよりお勧め
私のようにアクティブ運用で損ぶっこいてる三流投資家も、NISAのおかげでまともなインデックス長期投資に軌道修正することができます。
そう考えると良い制度ですね。税金の正しい使い方(富の再分配、国民の行動変容)でもあります。

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