はじめに 高卒 vs 大卒 生涯賃金
ご存知の通り、大卒と高卒では生涯賃金に大きな違いが出ます。
Perplexityに聞くと、男女ともに6000万円以上の差があるようです。
税金と社会保険料を除くと、手取りで3000〜4000万円の差になるでしょう。
もちろん高卒と大卒では集団の能力、属性に違いがありますから、大卒が収入アップのための独立した因子であるかは分かりません。
とはいえ同じような能力なら大卒の方が地位、給料が良くなるのは実態として広く存在しています。
今回は、この差を資産運用で埋めることができるのかを計算したいと思います。
大学にかかる費用
一般に大学にかかる費用について考えます。
受験準備(塾や受験料など)にかかる費用、浪人した時にかかる費用、大学の学費に大別できます。
以下情報は全てPerplexityに聞きました。
大学入学前にかかる費用
塾代などは年間40 – 50万円、受験などにかかる費用は30万円程度(入学しなかった大学の入学金を含む)だそうです。
いつから塾などに通うかもありますが、ざっくり100万円くらいかかるとみて良いでしょう。
浪人してしまったら
浪人する割合は20%くらいで、難関大学ほど浪人の割合は高くなるようです。

ちなみに私の大学の同級生は25%が現役、50%が一浪、25%が2浪以上でした。
浪人のスタイルによって金額は大きく変わりますが、受験費用も含めると年間150万円くらいかかりそうです。
大学4年間の学費
国立と私立、学部によって大きく変わりますが、国公立の場合は4年で240万円、私立はその倍くらいだそうです。
ただ東大が2025年度から授業料を年間11万円引き上げること、教科書などが含まれていないことを考えると、国公立で320万円程度、私立なら600万円くらい見た方が良さそうです。
大学を卒業するのにかかる費用 まとめ
以上をまとめると、
💰浪人したら 150万円(20%の確率)
💰大学の学費 320〜600万円
が費用として挙げられます。
浪人費用は期待値で30万円とすると、
100+30+320〜600=450〜730万円となります。
先ほども書きましたが、ここには下宿費は含まれません。
めちゃくちゃざっくりですが、500万円は見といた方が良さそうです。
基本的に高卒と決めている場合には、これらは一切かかりません。
大学費用500万円を運用したら
大学進学にかかる総費用を500万円とすると、高卒で働く場合はこれを全て運用することができます。
18歳から65歳まで、47年間運用したとすると、名目リターン6%なら500万円が7733万円になります。
インフレ率2%とするとインフレ調整後のリターンは4%、これで計算すると3159万円になります。
いずれの場合でも、先ほどの3000〜4000万円の生涯賃金の違いを埋めることができます。
しかもこの差は大卒と高卒で母集団に大きな違いがあります。
同じような能力同士であれば、大卒と高卒の差はもっと小さくなるはずです。
こう考えると高卒も悪くないと思えます。よね?
大学の価値は給料upだけではない
もちろん大学の価値はその後の給料だけではありません。
大学だから学べる知識、大学の友達、多感な時期に遊び学べる4年間。
どれもプライスレスです。
また大卒も就職後に積立投資を始めれば、65歳時点で大きな資産になります。
毎月3万円を22歳から6%で運用すると、65歳時点で6934万円になります。
毎月5万円なら1.15億円になります。
高卒就職の厳しい点
Youtubeで見た情報ですが、高校で就職活動しようとすると、面接を受けられるのは1社だけで、学校で選別されてしまうようです。
よくわからないルールですが、5年や10年では慣習は変わらないでしょう。
また高卒就職は、周りがチンピラみたいな人たちばかりになり、普段の生活にも悪影響を与える可能性があります。
周りの同い年が楽しそうに遊んでいるのも、大きなストレスとなるでしょう。
大学進学と高卒に優劣はない
私は自分の子供に大学に行ってほしいとは全く思いません。
できれば早く稼げるようになって、早くに結婚して子供をもうけてほしいと思っています。

孫が大きくなるまで生きていたいので。
大学費用に400万円くらい用意しておいて、進学するならそれを予算に、進学しないならプレゼントでもしようかな。
これならなんとなく大学に行くという選択はしないのではないかと期待しています。
まとめ
・でも大学費用を運用したら老後資金は不要に
・高卒の難しさもある
・「とりあえず大学」はさせたくない
15年後の世界で呑気にしょうもない大学に行くのは、だいぶセンスないと思います。
それとも世界はあまり変わらないのかな。
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