はじめに 仮想通貨の暴落が止まらない
ビットコインが2万ドル、イーサリアムは1000ドル割れと、仮想通貨が壊滅状態です。
イーサリアム 2021年11月の 最高値から -80%
(いずれも2022/06/19 執筆時点)
私は資産の2%を仮想通貨にすると決めていて、BTC, ETH を半分ずつ持っています。
この暴落で評価額が半減しまして、さてリバランスをどうするかという悩みにぶち当たっています。
リバランスとは?
リバランスとは、あらかじめ決めたポートフォリオの割合を直す作業のことを言います。
ほぼ全ての投資家にとって避けることのできない概念だと思います。
なぜリバランスを行うのかというと、初めに決めた適正な (と考えた) リスクから乖離してしまうからです。
株式が値上がりしたまま放置すると、初めよりもリスクが高すぎる状態になりますし、逆もしかりです。
実際リバランスを行うと、リスクが下がるだけでなく、リターンも上昇するというデータがあります。
注:国内株式、外国株式、国内債券、外国債券の4資産均等ポートフォリオの場合
イボットソン・アソシエイツ・ジャパンのHPより引用
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20170614-2/64.pdf
リバランスの最適頻度は?
先ほどの図を見ると、3年おきのリバランスが最もリスク・リターンに優れていたとわかります。
また一定以上ずれが生じたら、その時点でリバランスをするという考え方もあります。
しかしこれは定期リバランスよりもリターンが劣る傾向にあります。
仮想通貨は底なし沼の可能性がある
ただしこれは株式、債券という伝統的資産の話です。
誕生から10年かそこらの、値動きがとんでもなく激しい仮想通貨に当てはまるかはわかりません。
仮想通貨の最適リバランス法については、世界の誰も知らない状況です。
ここで大事なのは、株や債券、不動産はいつか戻るが、仮想通貨は一生戻らないかもしれない ということです。
私は仮想通貨の概念は今後数十年消えはしないと思いますが、個々の通貨については、ビットコインも含め0になる可能性があると思っています。
となると、少なくとも乖離法 (ずれが生じた時点でリバランスをする) は無限ナンピン地獄となってしまう恐れがあるので、採用すべきではないと考えます。
1年おきのリバランス or 完全放置 が正解か
そうすると定期リバランスが候補となってきます。
しかし株式の最善である3年はいかにも長いように感じます。
しかしリバランス間隔が短いと、やはり無限ナンピン状態になってしまいます。
間をとって1年くらいが良いバランスでしょうか🤔
あるいは仮想通貨には一切手を触れないというのもアリだと思います。
所詮はあぶく銭、消えるも増えるも好きにせい、という距離感の付き合いで。
私はあと半年くらいは静観して、今と同じかそれ以下になっていたらリバランスしようと思います。
まとめ
・長期投資はリバランスが有効
・仮想通貨もリバランスは有効なのか
・やるなら1年おきがおすすめ
ここで慌てて動く人が負けます😤
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