仮想通貨の損益を計算② 2021年分を実際に計算

債券

目次

はじめに 前回のおさらい

前回の記事で

・仮想通貨の損益計算について解説

・総平均法、移動平均法がある

・どちらを選ぶかは自由だが、次年度以降変更はできない

・原則税金を先送りできる方法がおすすめ

といった内容を書きました。

今回は私の口座を見て実際に計算してみようと思います。

取引履歴をダウンロード

私が使っているGMOコインでは、ログイン画面で取引履歴のダウンロードができます。

GMOコインのログイン画面

CSVダウンロードを押すと、取引履歴は以下のようになります。

2021年 取引履歴

私はビットコイン(BTC), イーサリアム(ETH)の2つを売買しています。

履歴を見ると頻繁に売買しているように見えますが、実際には部分約定が連続しているだけです。

販売所ではこうはなりませんが、取引所では小さな取引が多数行われてしまうためです。

これを総平均法、移動平均法で計算します。

平均取得単価と売買損益

総平均法

ETHは平均取得単価が166,090円で、3.96ETHの買い。

平均144,931円で3ETH売り。売買損益は -63,477円

BTCは平均取得単価が4,783,947円で、0.095BTC買い。

平均5,923,078円で0.0406BTC売り。 売買損益は +46,249円

移動平均法

ETHは2月28日の売りで+58,270円。ポジション0

その後8月13日までの買いで平均取得単価が292,910円で、0.96ETHを保有。

BTCは2月28日までの買いで平均取得単価が4,762,955円で、0.0856BTCを保有。

その後4月29日の売りで0.0406BTCを売却。売買損益は+47,100円。

12月1日までの買い増しで平均取得単価が4,799,614円で、0.0544BTCを保有。

2通りの平均取得単価、損益の違い

総平均法

移動平均法

BTC 平均取得単価

478万円

480万円

BTC 売買損益

+ 4.6万円 

+ 4.7万円

ETH 平均取得単価

 16.6万円

 29.3万円

ETH 売買損益

– 6.3万円

+ 5.8万円

損益合計

– 1.7万円

+ 10.5万円 

2つの計算で、損益は12万円以上の違いが出ました。

BTCはほぼ同じでしたが、ETHは大きな違いが出ました。

計算方法によって20万円(確定申告が必要な金額)を超えるか超えないかという人もいるでしょう。

自分が損しないためにもしっかり計算する必要がありますね。

計算が面倒くさい

今回自分でやって痛感しましたが、計算が非常に面倒くさいです。

特に総平均法の場合は売買するごとに売却益も変わるので、自分が確定申告が必要なのか、いくら納税するのかがわかりません。

一方移動平均法は損益はその都度確定しますが、計算はより複雑です。

もっと仮想通貨業界が成熟してくれば、かつてのFXのように申告分離課税に移行したり、損益計算がもっと便利になったりすると思います。

それまで頑張りましょう。笑

まとめ

・自分の仮想通貨損益を計算した

・総平均法と移動平均法で損益に大きな違いが出た

・計算の面倒くささを痛感

できれば来年は取引ゼロで終わらせたいなと思いました。

参考になれば。

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