仮想通貨まとめ アルトコインの組み合わせ方、売却すべきかなど

仮想通貨

目次

はじめに 仮想通貨はますます身近に

2021年218日に北米初のビットコインETFがカナダで上場
米カード決済大手のビザは329日、仮想通貨を使った決済(USDコイン)を始めると発表
仮想通貨交換業者、コインベース・グローバルが414日に米ナスダック市場に上場
Teslaが購入時のビットコイン決済を可能に
BinanceTesla株のトークン化を発表

…などと、仮想通貨がいよいよ生活の中に入ってきます。

以前にもおすすめアルトコインなどの記事を書きましたが、今回はコスト面からどの仮想通貨を持つべきか、リバランス目的に売却を行うべきかなどを書いていきます。

ビットコインの立場、相対的低下

最近 (2021年4月)、XRP、Binanceなどが急騰しています。

それらの影響などで、ビットコインの価値が相対的に低下してきています。

下は仮想通貨全体に占めるビットコインの割合を示したものですが、2021年415日現在は約 54%と、約2年ぶりの低さとなっています。

仮想通貨といえばビットコイン, という時代は終わりを迎えるのか

それともまだビットコイン優位は続くのか

基本的に私は何かを予想することはできないし、普通の人にはできないと思っています。

今回の XRP Binance の急騰も、当然事前に予想できるものではないし、正しく上昇の波に乗る事も極めて難しいです。

ここでは今起きていることに対して、どれだけリスクを抑えて投資ができるかを考えていきます。

基本の考え方 分散投資 しかし注意点も

以前も書きましたが、もはや仮想通貨そのものが存在し続けるのか、消えて無くなってしまうのか、という議論は終わったと思っています。

しかし個別の通貨に関しては、ビットコインを含め、価値の急落、また消滅のリスクは常にあると思います。

ならば仮想通貨を分散して保有する事が、最適解となります。

仮想通貨に限った話ではないですが、期待リターンが同じならば、分散する事でリターンを維持してリスクを下げる事ができます

そして期待リターンはどの通貨も変わりません。

最も消えにくいという意味で、ビットコインの期待リターンは少し高いかもしれませんが。

しかし仮想通貨ならではの注意点があります。

それはアルトコインの取引コストは高いという点です。

GMOコインの場合、取引所で5銘柄、販売所で12銘柄を取り扱っています。

以下、GMOコインの取り扱い銘柄について話を進めていきます。

coin.z.com

まず前提として、取引所と販売所は取引コストが大きく違います。

可能な限り、取引所での売買をして下さい。

以下はある時点でのGMOコインの販売所価格をまとめたものです。

売却価格

購入価格

BTC      

6,712,998    

6,910,528    

2.94%    

ETH

260725

271367

4.08%

BCH

86774

90457

4.24%

LTC

28915

30155

4.15%

XRP

184.165

191.681

4.08%

XEM

43.403

47.971

10.5%

BAT

155.370

168.708

8.58%

OMG

956.478

1057.160

10.5%

XTZ

667.483

737.745

10.5%

QTUM

1635.523

1717.677

10.5%

ENJ

308.641

341.129

10.5%

注意! 取引所の方が圧倒的にスプレッドが小さいので、取引所が使える5銘柄は、必ず販売所ではなく取引所を使ってください。

ビットコインが最安で、人気のないアルトコインは10%以上のスプレッドとなっています。

これらは買った瞬間に10%以上損する訳ですから、なるべく手出しはしない方が良いです。

・分散した方がリスクを下げられる。

・しかし不人気アルトコインは手数料が非常に高い。

これらの点を踏まえて、ポートフォリオに占める割合別におすすめを考えてみました。

資産に占める割合別のおすすめ

よく仮想通貨の投資割合として、1-3%くらいが良いと言われています。

coinpost.jp

今週、ビットコインが大きく動く! : バフェット太郎の秘密のポートフォリオ【米連続増配高配当株・配当再投資戦略】

最近は仮想通貨全体の市場が大きくなっているため、5%くらいまでを持ってもよいかもしれません。

仮想通貨に乗り遅れない程度を求めるなら、2-3%で十分だと思います。

私は年明けにETH (イーサリアム) を当時の資産額の2%買って、その後ビットコインに乗り換えました。

20214月現在は、ビットコインも総資産も増え、評価額は資産の約2.7%です。

3%まで、3-5%まで、それ以上、に分けて考えます。

3%まで ビットコインか、イーサリアムのみ保有

資産額が大きくない限り(1億円以上など)、この程度の割合では1種類で十分です。

仮想通貨全体の成長の恩恵は受けられるし、メジャー通貨は取引コストも安い。

基本的にビットコインが最もおすすめです。

イーサリアムはDeFi (分散型金融) の基軸通貨なので、その将来性に期待している人は、イーサでも良いでしょう。

3-5% ビットコインともう1銘柄

仮想通貨の王様であるビットコインと、もう一つ加えると良いでしょう。

筆頭はイーサリアムが考えられますが、リスクを下げたいので、ビットコインとの相関が低い方が有利になります。

GMOコインの取引所で買える4銘柄と、ビットコインとの相関関係が以下のようになります。

ETHのチャート。下の赤グラフがビットコインとの相関係数

 

BCHのチャート

 

LTCのチャート

 

XRPのチャート

これを見るとおすすめ順としては、

XRP > BCH > LTC > ETH

という感じになるでしょうか。

5%以上 2%増えるごとに1銘柄増やす

ビットコインやイーサリアムなどに加えて、1銘柄が 2%程度になるように数を増やしていくのが良いと思います。

この場合も取引コストが高いものは極力避け、主要なアルトコインに限った方が良いです。

10%を超える割合で保有したい方は、日本や海外のアカウントを使い分けて、コストの安い方を選んで買うなどしても良いかもしれません。

課題:リバランスをするべきか

当初のポートフォリオが崩れてしまわないように、年1回程度のリバランスが望ましいと言われています。

style.nikkei.com

しかしこれまでは、仮想通貨の急騰のため、リバランスをしない方がパフォーマンスが良好でした。

私の考えとしては、ある程度の幅を決めておいて、その幅を超えた分だけリバランスを行う、というやり方が良いと思います。

例:2%の範囲で仮想通貨を買っているなら、14%の範囲ではリバランスを行わない など

まとめ

・アルトコインの一部が急騰している

・いつも先のことは誰にもわからない

・できることは分散投資

・投資割合に応じたおすすめ仮想通貨を紹介

これだけ値動きの激しいものは少量だけ持って、あとは地道なインデックスが凡人には一番です。

投資を開始してそれを実感しました。

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