デュアルモメンタムで大損 投資で失敗した時に考える3つのこと

デュアルモメンタム

はじめに 債券投資で大損

1ヶ月前 (2022年3月) に初めて債券ETFを買いました。VGLTという米国超長期債券です。
月例報告でも買いたように、これが完全な失敗でした。この1ヶ月の売買記録は下の通りです。

簡単にいうと、1ヶ月でVOO (S&P500) を17株失いました。(160株 → 143株)
VOOの株価は416ドル (4月1日) なので、そのままVOOを持っていた場合と比べ、およそ88万円を失った計算になります。

しかもVGLTを売ったのが青丸の部分という、神がかり的なタイミングの悪さでした。

…めちゃくちゃ悔しいです。

当然インデックス投資を上回ろうとしているのですから、逆に負ける事もあります。
しかし今回これだけの大金を失ったので、この手法が正しかったのか、続けて良いのかを検証すべきと考えました。

少しでも精神的に落ち着きを取り戻したいという思いもあります。

これは私だけの話ではなく、

・全世界株を買っているが、米国株に大きく負けている
・高配当株を買っているが、S&P500やハイテク株に大きく負けている
・レバナスを買ったが、含み損が続いている

など、誰でも自分の投資法、投資先が正しいか疑問を持つ時があるでしょう。
そのような時にどうすべきかの参考になればと思います。

今回の投資法について詳しい説明は以下をご覧ください。
https://shotaro37.com/dual-momentum-strategy/

検証1 初めに決めたルールを守れているか

株式市場やFXなどで、退場レベルの大損をするのは、初めからルールを作っていない、作ったルールを守れない人たちです。
(その他にはナンピンを繰り返すという失敗もあります)

私は決めたルールに沿って売買していますが、バックテストでは月末時点での株価で計算しています。
実際には月初に売買 (始値で持っているETFを売り、すぐ次のETFを成り行きで買う) しているため、これがトラッキングエラーの原因となります。

今までは以下のように考えていました。

・現実的に月末終値での売買はほぼ不可能
・終値でも始値でも上がる or 下がるは五分五分

結論としては 決めたルールに従っているが、技術的に守れない部分がある となります。

検証2 決めたルールは正しいのか

元々デュアルモメンタムを始めたきっかけは、長期の暴落を避けたいと考えたからでした。

基本的に順張り戦略は、相場が安定していればパフォーマンスは落ちます。今回のような「ダマシ」が起きてしまうからです。

私はこれを暴落に対する保険料だと考えています。

・投資人生の中でリーマンショック級の暴落が一度はやってくると思っているので、その時に機能する様に続けていきたい
・またつみたてNISAやジュニアNISA、iDeCoは長期ホールドしなくてはならないので、そのバランスを取る意味でも、今後もモメンタムは続けていきたい

という事で、結論としては これまで決めたルールは正しい です。

検証3 変えるべき点はあるか

まず使うETFについて。
現在VOO, VSS, VGLTを使っています。

オリジナルのAntoncci式ではVOO, VXUS, 90日短期債券となります。
90日Tビルに関してはSBI証券に対応ETFがないため、短期 (1-5年) のBSVが候補となります。

しかしSBI証券がこの4月より AGG の買付手数料を無料にしました。

AGG は社債が含まれているため、純粋な米国債よりは株式との相関が高くなってしまいます。
しかしコストを考えれば有力な候補となります。

バックテストではVGLTの方がリターンは高いのですが、コストを抑えられるメリットどう取るか…

次に売買タイミングについて。
現在は月初に一括売買しているのですが、例えば月末と月初に半分ずつ売買するという選択肢があります。
この場合のデメリットとしては、手数料がより多くかかる (22 – 44ドル) ことがあります。

ただこれは採用しても良いように思います。コスト高になるが仕方ない😔

結論としては、債券ETFを AGG に変えるかもしれない。売買は2回に分けるのが良さそう となります。

まとめ どんな時も冷静に、反省をする

まだ結論が決まっていないところもありますが、基本的なルールは買えないが、債券を AGG に変える、売買を2回に分割する、を検討していきます。

失敗を糧にして、長くゆっくりと資産を築いていけるように頑張ります。

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