はじめに 非課税投資枠が大幅拡大
2024年からのNISA枠拡大が決定的となっています。
具体的には
・生涯投資額は1800万円まで
・非課税期間の恒久化
・スイッチング (非課税枠内での売買) 可能
という改変で、多くの投資家が好意的に見ています。
今回は課税口座の未来と、今後の個人的投資戦略について考えてみたいと思います。
課税口座は増税?
決定情報ではありませんが、金融所得課税強化は岸田政権になってから度々取り沙汰されています。
株式などの譲渡益税は現在 20.315%です。これは2013年までは10%でした。
NISA開始が2014年で、それに合わせて10% → 20%に増税されました。
今回も同じようになる可能性が十分にあります。
夫婦で3600万円の非課税枠があり、一般的には老後対策には十分な額です。
それを超えて運用する富裕層には課税強化してもいいよね?😎 となっても何らおかしくありません。
もしこの増税が決定されたら、増税前に新NISA枠に移し替える必要があります。
デュアルモメンタムはどうする
私はインデックス長期投資だけでなく、中期(3〜6ヶ月)トレードである、デュアルモメンタム投資というものを行っています。
これはインデックスより高いリターンを目指すため、投資に広く存在するアノマリーの一つであるモメンタムを利用する投資法です。
つまり単なる順張り投資ですが、暴落を早めに逃げられるというメリットがあります。
新NISAでスイッチングができるという前提だと、中期的に (年2〜4回) 売買を繰り返すデュアルモメンタムは新制度と相性が良いと言えます。
ただし成長枠は年間で240万円までしか投資できないため、これを超える分はこれまでと同じように課税口座での売買となります。
非課税枠を使い切っているので、これまでは 課税口座の長期投資 vs デュアルモメンタム という図式でした。
2024年以降は非課税長期投資 vs デュアルモメンタム となり、さらに分が悪くなります。
しかも課税口座は現在より増税される可能性あり。
ちなみに実際に私が始めた2021年初頭からの累積リターンは -13% (同時期のS&P500 は +11.5%) と、大きなマイナスになっています。
余計な税金や手数料を払い、かつインデックスにボロ負け。The アクティブ投資って感じ😭😭
もともとこのブログはデュアルモメンタムの良さをみんなに知ってほしい、下落リスクを小さく、かつ高いリターンを出す姿を発信しようと思い始めました。
今でも良い投資方法だと思っているし、思い入れの強いやり方なのですが、現状と税金のことを考えると縮小するのが賢明な気がします。
非課税の範囲で細々と続けるかな…
やっぱりインデックス長期投資、か?
もともと合理的に考えれば、ほとんどの投資家はインデックス長期運用が最適解で、みなさんご存知の通りです。
でも私はインデックス敗北の時代が来ると思い、アクティブ運用を行ってきました。
私の投資人生はあと30年ほどしかありません。30年間インデックスファンドにブッこむという「投機」が正しいのでしょうか。
まあ、あとNISA拡充まで1年以上あるのでゆっくり考えます。
相場環境も変わるでしょうし。
まとめ
・将来は譲渡、配当益20%からの増税も
・デュアルモメンタムはよりデメリット多くなる
・インデックス投資に賭けるしかないか
まずは税制大綱を見て、2024年に向けて徐々に資金を調整していくつもりです。
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