米国テーパリング開始 長期投資家としてすべきこと

投資の原理原則

目次

はじめに FRBがテーパリング開始を決定

本日2021/11/04、Yahoo!ニュースの経済欄トップに、テーパリング開始決定が載っていました。(既に記事は削除されています)

抜粋するとこんな記事でした。

米連邦準備制度理事会(FRB)は3日、米国債などを大量購入して市場にお金を流す「量的緩和」の縮小開始を決定した。現在は月1200億ドル(約13・7兆円)の資産購入量を11月から毎月一定ペースで減らし、2022年6月をメドに資産購入を終了する。

政策金利を0~0・25%とする事実上のゼロ金利政策は維持した。

FOMCメンバーの半数が22年の利上げを想定しており、金融市場はすでに「22年末までに利上げ2回」を織り込んでいる。

FRBはようやっとる

現在まで米国は異次元の財政出動、金融緩和を行ってきて、引き締めに向けた第一歩を踏み出し始めました。

これまで「テーパリング開始が発表されれば株価は下落、金利は上昇(債券は下落)する」

「だから株や債券は今買ってはいけない」

という論調がありました。

しかし少なくともテーパリングが発表された現在まで、株価は最高値を更新中、債券価格も横ばいで維持されています。

 

S&P500 ETF(VOO)の2年チャート

これはFRBが上手く市場と対話しながらコントロールできている結果だと言えるでしょう。

2013年のバーナンキショックのような事にはならなそうです。

長期投資家は何も変わらない

株式インデックスを中心に運用している長期投資家は、テーパリングが開始されても、利上げされてもやることは変わりません。

それは「自分にとって適切なリスクをとり、分散する」だけです。

一旦調整してから株を買おう、金利が上がりそうだから債券を買うのは待とうというのは間違いです。

我々は市場を読めるほど賢くないのです。

例えば株式5割、債券3割、現金2割で投資しているなら、それをひたすら守り続けるだけ。

まとめ

・FRBがテーパリング開始を決定

・市場の混乱なし

・FRBの舵取りは非常にうまい

・長期投資は何も変わりなし

 

米国はインフレ懸念が強まっていますが、日本は2%が本当に遠いですね😭

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