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はじめに
私はNISAやiDeCo以外の大半をデュアルモメンタム投資に充てています。
モメンタム投資についてはこちら
まだ初めて3ヶ月ですが、長期でみて、下落相場は避け、上昇相場は (少し遅れて) ついていく事を目指しています。
要は、月単位での順張りを行っている訳ですが、順張りに関する面白い記事を見つけたので紹介します。
最高値を更新した時のみ全世界株を持つ、という戦略
チェコ語のページになりますが、Google翻訳によると、
ほとんどの投資家は、高値で株を買うのはナンセンスだと考えています。
しかし、歴史的な統計はわずかに異なる物語を示しています。
新しいレコードで買い物をすることが非常に有益になるのはいつですか?
次のEconompicのチャートは、世界の株価指数、60/40ポートフォリオ(60%の株式、40%の債券)、およびモデルポートフォリオの展開を示しています。
モデルポートフォリオは、月末に株式が新たな最大値に達した場合に購入されるように編集されています。
それらが新しい最大値に達していない場合、株式は売却され、逆に国債が購入されて保有されます。
Own at the high, otherwise bonds
このモデルポートフォリオは、1970年以来最高の評価を提供しています(60/40ポートフォリオの2倍)。その後、モデルポートフォリオは2000年から2002年または2008年から2009年の危機の年を問題なく克服しました。
これらの統計は一般投資家にとって何を意味しますか?
株式が最大であっても、すぐに売却されるわけではありません。
過去のデータによると、新しい株価の最大値の翌年には、株価指数が平均8%上昇し、73%のケースで肯定的な結果が得られます。
通常、新しい高値に到達した後、他の記録に到達します。
証券取引所の価格の下落は定期的に発生しますが、しばらくすると再び最高値に達します。
どうして?企業の利益とGDPも長期的に成長しているからです。
このチャートはまた、より活発な株式市場の投資家に、株式と債券の間の定期的なポートフォリオローテーションの可能な戦略を示唆しています。
モデルポートフォリオの価値のバランスの取れた歴史的発展は、戦略が純粋なインデックス形式とわずかに活用された形式の両方で意味をなすことができるため、さらなる調査の余地を生み出します。
毎月末に、全世界株が最高値をつけた時のみ買い(ホールド)、それ以外は全て債券を持つと言う戦略で、それがこの50年程度、一貫して機能してきたという内容です。
この戦略のすごいのは、とにかくシンプルだという事です。
シンプルであると言うことは、再現性が高い、将来も同様のリターンが期待できる事を意味します。
その逆がmining effectやover fittingと言われる現象です。
またこの投資法の良い点として、投資期間の多くを債券保有に費やしており、リスクが低いやり方であると言えます。
グラフが綺麗な右肩上がりであることも、リスクの低さを表しています。
懸念1 … 最高値で買うのは怖い、違和感がある
高くなるまで待って、過去も高値を全て超え、上がりきってから買うやり方です。
順張り投資全般に言えることですが、普通に考えたら変な話です。
安い時に買って高い時に売る、のが投資の基本のはずなのに。
しかしこの心理的な抵抗、バイアスこそが順張り投資を継続たらしめている主要因なのです。
値動きのモメンタムが見られることは広く指摘されていますし、バイアスがあるからこそ他人と違う行動を取ることができるのです。
懸念2 … 退屈なやり方
リセッション期間はずっと債券を保有し続けることになります。
時には10年以上株を買わない期間があるので、投資に対してアグレッシブな方にとっては物足りなく感じるでしょう。
ポートフォリオの一角 (10-50%) をこの手法で行うというのは面白そうです。
まとめ
・ポートフォリオの一角に組み入れるのもアリ
とても美しい投資法だと思います。
短期トレーダーや、逆張り投資、配当狙いメインの方には特にオススメ
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