持ち家の大きなデメリット 保有資産額がわからない

はじめに 賃貸 vs 持ち家

 

一生賃貸暮らしをしようと思っている我が家ですが、家を買った方が良いのかはこれまで何度も悩んできました。

妻が新しくて立地の良いところが好きなのと、私がどこに住むべきかいまだに決めかねていることが賃貸の主な理由です。

 

市場原理的に、賃貸や持ち家のどちらかが明らかに有利というものはありません。

同じところに長く住むなら、買った方がお得なことが多いでしょう。

 

 

マイホームの大きなデメリット

ですが最近、持ち家の「資産額がわからなくなる」というのが大きなデメリットに感じました。

 

私は毎月資産額を計算し、取り崩しシミュレーションも行っていますが、資産が全て預金や上場株式、投資信託なので1円単位まで計算可能です。

 

もし家を買ってしまうと、例えば7000万円の資産が、3000万円と家になります。

 

賃貸:7000万円 → 持ち家:3000万円+🏠

 

この場合、資産額がいくらなのか途端にわからなくなります

家の時価は見積もりサイトを使っても数百万円レベルのズレはありうるし、売るのに何ヶ月もかかるし、分割して売ることもできません。

 

 

目標資産は?どう取り崩す?

そしてマイホームを買った場合、目標資産や取り崩し戦略はどうしたら良いのでしょう?

 

安全に見ておくなら家の資産を安く見積もって、それでもFIREできる資産を目指すべきでしょう。

しかしそれは「Die With Zero」から遠く離れた状態で一生を終える可能性が、より高くなります。

かといってマイホーム時価を甘めに計算してしまうと、取り崩しの失敗確率が高くなってしまいます。

 

私がもしマイホームを買って、その後早期リタイアをするならば、家の値段は厳しめに計算すると思います。

すると人生のうちで使えるお金が少なくなり、ある意味で賃貸よりも「割高な」買い物になります。

 

これは良い物件を買えたとしても起こる現象です。

 

逆に言うと資産は全て流動性の高い金融資産にしておいて、そこから家賃を捻出する方が計算が立ちやすく、結果としてより良い住環境で暮らせます

 

私のように週2で電卓叩いて資産額を計算する人は少ないと思いますが、現状の資産を正確に把握することは非常に大切です。

そうでないといつ、いくら使う(貯蓄する)という判断ができません。

 

 

まとめ

・賃貸と持ち家に経済的な有利不利はない
・しかし家を買うと資産の把握ができなくなる
・目標資産や取り崩しの予定も過不足なく計算できない
・結果的に賃貸の方が良い住環境になりそう

 

元々賃貸派であった筆者ですが、より一層家を買う選択肢が遠のきました。

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