目次
はじめに
投資を行っている人なら、「インデックス投資はほとんどのアクティブ投資に勝る」という理論を聞いたことがあるでしょう。
そしてそれを否定する人もほとんどいないと思います。
なのに皆それを実行しません。笑
自分だけはインデックスを上回れるんだと信じています。
私もデュアルモメンタム投資を使って、超過リターンを出そうとしています。
そして結局は長期で見ればその多くが負けてしまいます。
私も負け犬の1人となる可能性が高いでしょう。
もし理論的に投資をするのであれば、全世界株ETF (VTなど) と、債券ETF (AGGなど) を、リスク許容度に応じて保有するのがベストのはずです。
まだ長期投資であれば、株式の長期リターンの分だけ期待値はプラスと考えられますが、短期投資ではマイナスになります。
ゼロサムゲームから取引コスト、税金などを持っていかれるため
ごく少数が利益の大半を持っていってしまうので、中央値はもっと大きなマイナス、最頻値はさらにマイナスになります。
今回は短期トレードに対する私の考え方について書いていきます。
私は短期トレードはやっておらず、また予定もありませんが、過去の経験はあります。
最後に載っけとくので、良ければご覧ください。
もし将来やるとしても、資金の1割程度に抑えると決めています。
短期投資は金の奪い合い
最近ハマっているYouTubeに、松井証券があります。
M-1チャンピオンのマヂカルラブリーが出ている動画で、投資の基礎を学ぶシリーズです。
そこにテスタさんという方が出ています。
私は彼を知りませんでしたが、これまで40億円をトレードで稼いだそうです。
彼のトレードに対する向き合い方を観ていると、やはり凡人では辿りつかない境地に達しているように感じました。
単純に考えると、彼が儲けた40億円は誰かの損失となっているわけです。
これは100万円損した人が4000人いる計算となります。
たった1人の個人で4000人分の損失を持ってかれる、と考えると怖くなりませんか?
少なくとも彼らに勝てる自信はないし、自分の弱さに勝てる自信もないので、私はやらないようにしようと思っています。
ただし短期トレードそのものを否定するつもりはありません。
おすすめの向き合い方は以下になります。
短期トレードは資金の1割まで
投資系youtuberのダン高橋さんが提唱している割合が、短期投資は1〜3割というものです。
こうすることによって、暴落時のヘッジになる、結果的にシャープレシオが向上するという理由です。
私は違う理由でこれに賛成します。
理由1 ほとんど上手くいかないから
先ほども書いた通り、短期トレードの利益はごく一部の天才トレーダー達が独占してしまいます。
ほとんどの方が失敗する(と思っている)ので、1割以内に抑えればダメージは少ないという考えです。
やってみることは悪いことではないと思うし、1割であれば長期投資でリカバーできるはずなので、小額がおすすめです。
理由2 短期トレードの儲けには上限があるから
長期投資はタネ銭がそのまま利益の絶対額に比例します。
ところが短期投資は、うまくいくと急速に利益が膨らみ、いずれ限界に達します。
テスタさんも、デイトレをやめて中期トレード、ファンダメンタルズ売買にシフトしているようです。
もしあなたが、ごく少数の選ばれた天才トレーダーであったとしても、最初は数十万円で十分です。
数年で動かしきれない資産が手に入るでしょう。
まとめ
・やるとしても資産の1割以下がおすすめ
・天才トレーダーはやはり凄い
付録 私のトレード戦略の移り変わり
3点チャージ投資法
株取引を始めたのは2003年の頃で、明地 文男さんの3点チャージ投資法という本に出会い、1年くらい実際にこれを実践していました。
要は逆張り投資で、移動平均乖離率、RSI、ボリュームレシオが基準以下になったら買うというシンプルなものです。
保有期間は数日〜1か月程度になるような投資法でした。
これを株価が100円以下の低位株でやっていたのですが、損失が増えて撤退しました。
30万くらい失ったかな
IPO投資
2004〜05年にかけて、エイチエス証券のIPO公募が面白いように当たりました。
1年で5社当たって、税引後で250万円くらいの利益が出ました。
バリュー株投資
2005〜06年ごろは角山智さんというバリュー株投資家の本を読み、資産価値が株価を下回る、解散価値を下回る株を買うようになりました。
ホリエモンのニッポン放送買収騒動、村上ファンドなどが騒がれた時期です。
結局20〜30万くらいのプラスで終わったと思います。
今でも好きな投資法で、現在保有している京成電鉄はこの考えで買いました。
京成電鉄の時価総額 6767億円
京成電鉄が保有するオリエンタルランド株の評価額 12263億円
http://www5f.biglobe.ne.jp/~dream3/
中国株投資
2006年ごろから中国株を買い始めました。
BRICsが大変持て囃された時期です。
高速道路建設会社や、段ボール製造の会社などを買っていました。
中国株を持っている時にリーマンショックを経験し、持っている株が1/20くらいになったりしました。
松井証券で買っていたのですが、確か2010年に取扱いをやめてしまったので、そのタイミングで中国株投資も終わりにしました。
多分プラマイゼロくらいだったと思います。
FX
2007〜09年くらいにかけてやっていたと思うのですが、全く覚えていません。笑
多分3〜40万のマイナスは出たような気がする。。。
短期逆張り投資に戻る
2009〜14年くらいまで、斉藤正章さんの提唱する逆張り投資を行っていました。
・5日移動平均から10%以上の下落
・これらを満たす会社が100社を超えた時に買い向かう
ほとんど出動タイミングがない (1 – 2年に1回) のが欠点でした。
3回くらい実践したと思います。
結果は概ね良かったです。80万くらい儲かった気がする。
裁定取引で大損
2017〜20年にかけて、金プラチナの価格差を利用した裁定取引をしていました。(プラチナ買い、金売り)
その後も価格差は広がり続け、損切りできずにコロナショック時まで引きずりました。
最後には上で書いたプラスが消えるくらい、約400万円の損を出して退場しました。
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