米国はバブル崩壊の始まり!? 今後30年株価が上がらない覚悟を

投資の原理原則

はじめに 投資ブログの紹介

2020年3月にコロナショックが起こって以降、約2年間ほぼ右肩上がりが続いていた米国株ですが、今年に入って大きな調整が続いています。

2022/09/05 時点で S&P500 は1月4日の高値から – 19%、
NASDAQ100 は2021年11月22日の高値から -28%と大幅下落中。

相場が上がっているときには強気な情報ばかりが目に入り、下げている時はその逆というのは、多くの人が経験あるのではないでしょうか。

私も最近弱気な情報を目にすることが多くなってきました。

 

その中で非常にロジカルで面白いサイトを、今回は紹介したいと思います。

「グローバルマクロ・リサーチ・インスティテュート」というサイトです。

グローバルマクロ・リサーチ・インスティテュート
世界の金融市場における分析と実践

サイトの要旨をざっくり説明

上記サイトは米国を中心とした海外の経済・金融のニュースを深掘りして伝える内容になっています。

詳しくはぜひサイトを直接ご覧になって頂きたいのですが、最近の同サイトは以下の部分を強調されています。

10〜15年以上の長期投資であっても、儲からない可能性は大いにある。

そしてこれからの数十年は株価が上がらない方の期間となるだろう

 

サイト主はその理由として、この40年間、米国は利下げ、金融緩和を行ってきた。それが株高を引っ張ってきたが、これからは利上げ、金融引き締めの時代となることを挙げています。

実際には著名投資家の発言を引用しながら、さまざまな深い考察を行っています。

 

面白いのが筆者はさまざまな悲観的観測を述べた後、「まだ市場のほとんどはこれに気づいていない」と断言していることです。

世界中の機関投資家(プロ中のプロ)よりも自分の方が正しいと主張している、と言い換えられます。

確かにそう思わされるほど深い洞察力を感じます。

筆者は先物やオプションを駆使して下げ相場でも利益を出しているようです。

 

一方私は自分が、世界を上回るような知識や情報を持っているとは思えません。

なのでなるべく分散して、長期で資産を市場に晒すことが最善だと考えています。

 

一部の天才を除いて、インデックス投資に勝つのは非常に難しい
(長期でインデックスを上回るアクティブファンドはほとんどない)
なので我々にとって最善の投資法はインデックス長期投資である

 

こう考えて投資をされている方は多いのではないでしょうか。

ここからは、長期投資についていくつかの疑問を考えてみたいと思います。

長期投資をすれば本当に儲かるのか?

25年間株価が上がらない時期もある

長期投資をすれば儲かる、と多くの人が思っているのではないでしょうか。

みんな大好き米国株、S&P 500の95年チャートをご覧ください。

S&P 500 Index - 90 Year Historical Chart
Interactive chart of the S&P 500 stock market index since 1927. Historical data is inflation-adjusted using the headline CPI and each data point represents the ...

S&P500 が現在の形になったのは1957年からで、それ以前は参考値

 

どうでしょうか。上がってはいるけれど、綺麗な右肩上がりとは言えないと思います。

これにはカラクリがあって、このチャートは

・インフレ調整後
・縦軸が対数表示

という特徴があります。

株価だけ見ると、どの期間でも15年間投資すれば必ずプラスのリターンだったという事実があります。

しかし例えば株価が10%上がったけど、その間に物価が2倍になったなら、とても得したとは言えないですよね。

それが現実に起きたのが1970年代を中心としたスタグフレーションです。

1968年の高値をブレイクするのは1992年の年末、実に25年近い時間を要しました

25年は株価が上がらないということも全然ありうると覚悟しておくべきです。

米国株の90年間リターンはわずか年率1.78%!?  インフレ調整後リターンの衝撃

 

これを見てもわかるように、インデックス長期投資は決して簡単な投資法ではありません。

極端に言えば、いつ生まれて、いつ投資するかという運ゲーです。

 

1930年に生まれていたら

例えばあなたが1930年に生まれ、80歳まで生きたとします。

投資人生50年のチャートを切り取ると以下のようになります。

S&P500 (インフレ調整後) 1960〜2010年チャート

 

1960年 (30歳) の投資開始時、S&P500はインフレ調整後で565ポイント。

1968年 (38歳) に906まで上昇しますが、そこから米国はスタグフレーションに陥ります。

1974年 (44歳) には初期値の565を割り、1982年 (52歳) には334まで暴落します。

この時株価は最高値から63%、投資開始時から40%以上下落しています。

ドルコスト平均法を使って買っていると、最初の15年ではさらに平均取得単価は上がっています。

それでもめげずに投資を続け、1985年 (55歳) にはようやく初期の565を上回ります。

1987年のブラックマンデーがありながらも約20年間上昇を続け、2000年 (70歳) のITバブル時にはS&P500は2600を超えます。

その後ITバブル崩壊、リーマンショックを経験。この時米国は失われた10年の真っ只中。BRICs などの新興国が大いに注目されます。

2009年 (79歳) に1026まで、最高値から 60%下落。

そこから回復し、2010年、S&P500 1,468で80年の生涯を終えました。

 

 

こんな時代に生まれてしまったら、長期投資で勝つのはほぼ無理です。

30歳から愚直に積み立てて22年、株価は半値以下

この状況で誰が継続できるのでしょうか。

しかもここから力強い上昇が続きますが、一般的にはリスク許容度が下がってきて、株式の比率は下げるべき時期です。

そうすると負けを取り返す上昇期も、ライフスパン的には遅すぎる時期です。

ようやく報われた90年代が終わると、老後に待っていたのはITバブル崩壊、最晩年にはリーマンショック。

老後資金の計画なんてあったもんじゃありません。

 

あなたも私もこうなる可能性があります。

長期投資は人生を賭けた一回きりのタイミング投資、運ゲーという意味がお分かり頂けたでしょうか。

 

世界は経済成長を続ける。だから株は長期で上がる、は本当か?

よく長期投資を支持する理由として、人類の進歩は止まらない、経済成長は続く、なので株価も上がっていくという論理が語られます。

しかしスタグフレーションに悩まされた1970年代も、GDPは年率平均10.2%で成長しています。

超長期で見ればその主張も正しいと言えるのでしょうが、人間の一生レベルではそうと言えない期間も多数存在します。

まとめ

・投資サイトを紹介
・これから数十年の低迷期がやってくるかも
・長期投資も結局は運ゲー
・経済成長するから長期投資、は根拠として弱い

長期投資でも資産は増えないかもしれない。そしてそのリスクは非常に高くなっている。
そんな中で私がどう考えて長期投資を行っているか、次回書こうと思います。

コメント

  1. […] 米国はバブル崩壊の始まり!? 今後30年株価が上がらない覚悟を […]

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