投資系YouTuber 風丸さんへの反論

投資の原理原則

目次

はじめに おすすめ投資系YouTuber 風丸さん

以前はYouTubeで、多くの投資系チャンネルを見ていましたが、ここ最近はめっきり見なくなってしまいました。

その中でも風丸さんの動画は、ユーモアを交えながらご自分の主張を一貫して分かりやすく伝えており、毎回とても楽しみにしています。

その風丸さんの直近2本の動画に関して、私なりに反論していきたいと思い、今回の記事にしました。

2本の動画の概要

・レバレッジNASDAQ100は新世代投資

・全世界株式は今すぐ止めるべき

このタイトルの動画について、簡単に概要を説明します。

まず1本目は、

・これからもGAFAMを中心とする米国ハイテク株が成長を続けるのは間違いない

・それにレバレッジという新しい手法を使えば投資成績はさらによくなる

・否定している人は新しいものを受け入れられないだけ

youtu.be

2本目は、

・中国の共産主義回帰で中国株はボロボロ

・その他新興国も自国通貨での金融コントロールが難しく、米国の影響を強く受ける

・欧州も移民問題やEU離脱問題で投資対象とはなり難い

youtu.be

という内容でした。

反論

米国ハイテク株は今後も高成長、株価上昇が続くという前提について

このチャンネルの動画全体の考えとして、米国ハイテク株の高成長は今後も揺るがないというのが前提になっています。

その根拠を説明した動画もいくつかあります。

これに私は反対意見は思いつかないのですが、「それはないんじゃないかな」と思っています。

Appleのブランド力、Facebookの資金を生かした買収戦略、アマゾンのAWS、Googleの広告収入など、今後も安泰なように思えます。

しかし盛者必衰の世の中なので、いずれGAFAMが朽ち果てる時も来るのでしょう。

きっと昔の国内大手銀行やIBM、石油企業など、ピーク時には衰退する未来は描けなかったと思います。

また新たに成長する企業がNASDAQに上場していなければ、その恩恵は受けられません。

レバレッジについて

レバレッジETFは15年前に登場しており、特に新しい発明ではありません。

それに新しい投資先、投資法はそのほとんどがロクなものではありません。

レバレッジファンドは基本的に投資効率 (リスクに対するリターン) が良い商品ではない、ということをこれまでたくさん調べてきました。

私の結論は若くてリスクを取りたい人は一部買っても良い、という程度で、基本的には反対の立場です。

米国以外の投資について

全世界株と米国株は近年非常に相関が高くなっており、分散によるリスク低減があまり期待できなくなりました。

そういう意味では「どちらでも良い」と言えます。

しかし私は

・新興国が世界に占めるGDPの割合は既に4割を超えており、今後さらに増えていく。

・現在の時価総額比率は1割強に過ぎない

という事実を踏まえると、新興国株の上昇余地は大きいと考えています。

中国の政治体制の予想はできませんが、中国が少しでも「普通」に戻れば、大きく株価は上昇する余地があると思います。

あと超高精度の翻訳ができるdeepLはドイツ企業です。

外挿バイアス

将来予測の際に、過去のトレンドに過度に依存することを外挿(Extrapolation) バイアスと言います。 

米国ハイテク株か今後も上昇を続けるだろう、中国株は今後没落していくだろうという予想は、この外挿バイアスに陥っている危険があります。 

批判的吟味の必要性

情報を得るときには、やや批判的な観点から考えると良いと言われます。

今後もいろんな情報を得て考え続けながら、適切なリスクの範囲内で長期投資を続けていきたいと思います。

まとめ

・投資系YouTuber 風丸さんの紹介

・レバレッジ推し、米国外投資は不要だと主張

・それに順序立てて反論

人気YouTuberは通り一遍のことしか言わないので、視聴者は少ないけど良いこと言うなぁっていう人を探しています。

なかなか見つかりません。難しいですね😩

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