はじめに オルカンの中国株割合
みんな大好きオルカン。
その名の通り全世界に分散投資するファンドです。
今回は中国への投資について、私の思うところを書いていきます。
最新(2024/07/25)の目論見書によると、中国の投資割合は2.5%だそうです。

VTも同じ2.5%でした。
ウイグルやチベットでの弾圧・虐殺、台湾への軍事侵攻のリスク、南シナ海での人工島建設などの領土問題、オセアニア小国の軍事基地建設などなど、問題行動を挙げればキリがありません。
中国に投資したくない人は多いのではないでしょうか。
少なくとも私はそうです。
オルカン投資で中国へ資金提供
オルカンを通して投資資金の2.5%が中国へ流れています。
もちろん全額が共産党政府の財布に入るわけではありませんが、活動資金に寄与していることは間違いありません。
より具体的にどのような企業が監視対象で、どの程度資金が入っているかについては、以下の記事が参考になります。

また私は以前、海外債券ファンドが急激に中国の割合を増やしていると書きました。

国債は株式よりももっと直接的に中国に資金が流れます。
私は現在米国債ファンドに投資していますが、これは先進国に分散する債券ファンドがないことが一つの理由です。

「先進国」債券にも中国が含まれます。
選択肢は米国株だけではない
私はオルカン(除く中国)があったら喜んでそっちに変えますが、その様な商品は存在しません。
よくオルカンと対をなす投資対象として米国株(特にS&P500)が挙げられます。
実際、投資信託純資産ランキングの1位はeMAXIS Slim 米国株式で、2位はeMAXIS Slimオールカントリーです。
その2択が間違っているとは思いませんが、私はもう一つ有力な選択肢をお勧めしたいと思います。
それがeMAXIS Slim先進国株式です。
こちらはeMAXIS Slim先進国株式の目論見書からの引用ですが、先進国株ファンドは米国割合が75.5%で、日本株は含まれていません。
信託報酬はeMAXIS Slimで0.09889%、実質コストは0.11870%でした。
中国共産党に肩入れしたくない、でも分散投資したい方のベストアンサーだと思います。
まとめ
・債券ファンドはもっと酷い
・投資資金は中国共産党の資金源に
・米国株ではなく、先進国株はいかが
山崎元さんならどう答えたでしょうか。お聞きしたかったところです。
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