はじめに Die With Zeroを実行したい
以前もご紹介した名著、「Die With Zero」を実践したいと考えるこの頃です。
https://www.amazon.co.jp/DIE-ZERO-人生が豊かになりすぎる究極のルール-ビル・パーキンス-ebook/dp/B08K88Z2XR
あらましを簡単に説明すると、
・特に若い頃ははした金を貯めず、色々経験しろ
・45〜60歳から資産を取り崩せ
・寄付や相続も早いうちからしとけ
といった内容です。
昨今のFIRE (を目指す) ブームとも相性が良い本なので、著者の主張が刺さる人も多いのではないでしょうか。
一方投資をするからには憧れるのが「億り人」です。
1億円という響き、富裕層の仲間入り、将来への安心感など、「億」には特別な意味があります。
億り人という言葉が使われ始めたのは2017年の仮想通貨バブルからと記憶しています。
私の同級生にも既に億り人に達しそうな人たちが少数ですがいます。
40歳になる頃には大学の同期、1/3くらいは到達しそうな気がします。
しかし私はまだ遠く及ばないし、そこを目指すこともしません。
逆に1億になるまで増やさないようにしたいと思っています。
今回はその理由について書いていきます。
1億円はわかりやすい数字として挙げていますが、生活に必要以上の資産を作ろうとしないことが大事だというのが今回最も伝えたい結論です。
1億円貯めてはいけない理由
使いきれないから
1億円を年利3.5%で運用できれば年間350万円。月30万円使う分には資産はほぼ全く減らずに生活できます。
30万円と聞くと少なく感じられるかもしれませんが、全く働いていない場合は売却益の税金はかなり抑えられます。
基礎控除などが使えるため、確定申告をすれば税金が抑えられる
特別徴収 (特定口座の源泉徴収あり) にしていれば、住民税非課税世帯になることも可能です。
お金がかかる子育て世帯でも、高所得者がカットされる各種控除や手当 (児童手当や小児医療費控除、高校無償化など) は全て受けられます。
なので月に30万円でそれなりに良い暮らしができます。
ちなみに65歳から年金が月15万円もらえるならば、40歳から毎月40万円使い続けても90歳まで資産は残ります。
資産の年利3.5%というのは、かなり手堅い取り崩し方法です。
FIREの定義でよく誤解されるのが、資産からの配当などで生活費をカバーできればFIRE達成という考えです。
これはいわゆる元本を使わずに死ぬことになるので、FIREには違いないのですが、明らかに「やりすぎ」です。
仮に使い切ってもまた増やせるから
1億円が降って沸いたお金なら話は違いますが、1億円貯めるには長く継続した努力が必要です。
しっかり働いて、しっかり倹約して、しっかり投資で増やすことが求められます。
ある程度 (3000万円くらい) 増やせた人ならば、これらの規律を守れているはずです。
仮に足りなくなってもまた再現性高く増やしていけるでしょう。
そもそもそのような人は資産を使い切るとは到底思えませんが。
1000万円残して死んでしまうと
1000万円を妻や子供に残す。全く多い額ではないし、遺産としてはむしろ少ない部類かもしれません。
しかし1000万円でできたことを考えると、見方が変わってくるのではないでしょうか。
・一泊3万円のホテルに330泊できた
・1万円の食事をほぼ3年毎日できた
・一回50万円の海外旅行を20回できた
などなど。
一文なしで死ぬのは現実的に難しいですが、是非ともお金を残さず使い切る気持ちで過ごしたいものです。
まとめ
・1億円は目指すこと自体がナンセンス
・頑張って貯めたところで使いきれないし、
・仮に資産がそこを尽きてもまた増やせるから
・1000万円でできることを考えると、使い切る大切さがよくわかる
少しでも好きな事をして死んでいきたい😇
コメント
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