はじめに こんな株安だからこそ
株安、ドル安が進んで資産は大きく減少しています。
2月に7300万円を超えていたお金は6700万円台に。(2025/04/22時点)
毎月平均で70万円入金しているにもかかわらず。
セミリタイアの目標であった7000万円を割れ、毎月20万円を安全に引き出せる6857万円も下回りました。

こんな状況で皆さんも、分散投資の重要性や長期投資への疑念を感じておられるのではないでしょうか。
今回は自分への戒めを兼ねて、投資の最初の最初を考え直します。
山﨑元さんとHayato Itoさんを心に飼おう
経済評論家の山崎元さん。個人投資家の良心でしたが、2024年元日に食道癌のため亡くなられました。
そしてHayato Itoさん。ブログが大ヒットし、書籍を出すまでになったエンジニアの方です。

お二人とも投資方針はほぼ一致しており、
💰オルカン(のような広く分散されたインデックスファンド)に
💰可能な限り長期間投資する
💰投資比率はオルカンと現金(or 個人向け国債10年)で調整
というシンプルなやり方を推奨されています。
この二人が書かれたことを守れているか、スケベ心を出していないか、現在のような軟調な相場のときに変なことをし始めないか。
常に「あの二人なら何て言うだろう」と考えると、大きな失敗はしなくなると思います。
お二人が「言っていない」こと
投資金額の大小や年齢によって投資を変える
よく金額が少ないうちは株式一本で、資産が増えてきたら債券やゴールドなどにも投資すべき、と言われます。
また年齢が高くなればリスク許容度が下がり、別の資産を持つと良いと言われます。
これらはいずれも否定されていて、資産における株式の比率で調整すれば良いと書かれています。
特に債券への分散投資については、
💰利回りの高い海外債券が期待リターンに優れているわけではない
💰債券を混ぜることの合理性は証明されておらず、経験的に行われているにすぎない
という主張です。
15年以上の長期保有なら負けない、リスクが減る
これも非常に広く受け入れられている考えですが、明確に誤りがあると主張されています。
確かに過去リターンを年率換算すると、1年では -30〜+40%、20年では4〜12%というような数字になりますが、これは意味のない比較です。
20年保有していても、次の1年は -30〜+40%のリスクにさらされるし、リスクは年数が立つほど増大していきます。
投資は「可能な限り長く」するものであり、1年だからダメ、15年だから良いというものではありません。
ドルコスト平均法は時間分散になる
ドルコストも時折、投資の最適解であるように言われます。
ところがドルコスト平均法には運用上のメリットはなく、運用したい(すべき)資産を置いておくのはただの機会損失です。
私も当ブログを始めた頃にこのことを書きましたが、最適解は「一括投資&リバランス」です。
筆者の投資遍歴&今後の方針
さてオルカン1本、シンプルな投資が最適解だとわかった私は何に投資しているでしょうか。
2020年秋から本格的に投資を始め、
・日本の高配当株を買い集め
・NASDAQ100もつまみ食い
・ジュニアNISAは全てレバレッジファンド
・ゴールド、仮想通貨(BTC, ETH)、海外債券(2511)にも分散
・一旦は投資対象をオルカン(除く日本)に絞る
・新NISAからは債券をEDVに
・現在は先進国株をメインの投資先に
・先週からVIG(米国増配株)、VEA(米国除く先進国株)を購入開始
などと、5年足らずでブレッブレの投資をしてきました。
おかげで保有銘柄もごっちゃごちゃ。
心のヤマゲンさんに回し蹴りを食らってしまいそうです。
今はまだいいですが、私が死んだら妻はこのカオス口座を管理しなければいけません。
私がオルカン仙人になれる時は来るのでしょうか…
まとめ
・山崎元さんとHayato Itoさんを心に飼おう
・お二人が「言っていないこと」を3つ紹介
・筆者は保有銘柄がぐっちゃぐちゃ
・いつかオルカン仙人になりたい
この間久しぶりに一人で本屋に行き、Hayato Itoさんの本を読みました。
この記事はそれをきっかけに書きました。
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