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はじめに
Yahoo!の記事に医学部合格に関する記事を見ました。(現在記事は削除されています。ごめんなさい)
https://news.yahoo.co.jp/articles/deea18c3d33e1b873da6b6242904cbc8ffbdad15?page=1
そこには中卒の両親から医者になった先生が、勉強時間を確保するための工夫などが書かれていました。
今回は、親の影響、医者になるために必要なお金などについて思うところを、私の体験を中心に書きたいと思います。
私の結論としては、
・お金がなくても医者にはなれる
・子供に勉強させたいならまず親が勉強すべき
です。
私の家族について
父は私立大学理系卒 (現在の偏差値45)、母は短大卒でした。
私は2人きょうだいで、姉は東京の無名私立大学を卒業しています。
インテリとはとても言えない家庭ですね。
医学部に入った理由
私は大人になるまで特に夢やなりたいものがなく、入った大学を1年ごとに辞めるという生活をしていました。
昔からお金が好きだったので、一度経済学部に入りましたが、なんとなくやる気が出なくて辞めてしまいました。
3個目の大学でようやく医学部に入学し、そこを6年かけて卒業しました。
理由はその時点で多浪の年齢だった事で、就活に不利になりそうと考えたからです。
医者になってやりたいことも特にありませんでした。
学費や家賃は全て奨学金などで賄い、医者になってから返済しました。
医者になるために必要なお金
医学部に入るまで… 学校、塾
勉強に必要なお金はほとんどないと思います。
世帯年収300万もあれば、勉強に必要なお金は賄えるでしょう。
現代ではYouTubeなどにも勉強の素材はいくらでもありますし、参考書だって年間3-4万円あれば、国立大医学部に必要なものは全て揃うはずです。
塾や進学校は、自分のやる気を上げる意味で非常に重要です。
周囲が勉強するのが当たり前、という考え方だと自分も自然にそうなっていくからです。
また東大や医学部に行くのがクラスメイトから何人もいれば、心理的ハードルも下がり、実現可能性は高くなるでしょう。
進学校や塾の授業内容は別に大したことないのですが、余裕があるなら上記理由のためやった方が良いと思います。
ただこれをやろうとすると私学が月に5万円程度、塾も3-5万円程度かかるため、平均年収1馬力の家庭では厳しい気がします。
医学部… 国立か私立か
一般の奨学金のほか、病院や医療法人などが独自に奨学金を設けている事もあります。
自治医大、防衛医大は義務年限を達成すればそれぞれ学費無料、給与支給があります。
私立であっても、最近は地域枠などで学費が半額程度になったり、国立大学並みまで学費が下がるケースもあります。
これらを考えると、国立であれば親の支援ゼロでも卒業は可能です。
お金があれば私立大学も選択肢となり、ハードルはグッと下がります。
いわゆる底辺大学では、科目を絞ってそれで偏差値60程度で入れるので、感覚的には国立の4-5倍入りやすいと思います。
とはいえ高いところでは6年で4000万円程度必要となるので、なかなか一般家庭では難しいでしょう。
お金よりもっと大事なこと:親のやる気
このやる気は子供に勉強させる、いわゆる教育ママ的なものではありません。
冒頭に書いたように、自分自身がどれだけ子供の前で勉強できるか、努力できるかです。
東大や国立大学は高収入家庭が多いというデータがありますが、(現在記事は削除されています。ごめんなさい)
これは教育に多額の金銭をかけているというものではなく(もちろんそれもあるでしょうが)、その過程での努力、能力が子供に受け継がれているからだと考えます。
親が一生懸命勉強していたら、きっとその子供は良い影響を受けるでしょう。
私は将来子供と一緒にSkype英会話をしたいなと思ってます。
まとめ
・医者になるために多額のお金は必要条件ではない
・進学校や塾は勉強そのものではなく、やる気を上げるのに役立つ場所
・まずは親が一生懸命勉強するべき
私はやる気なく医者になってしまいましたが、社会的地位もあるし、感謝されることが多い仕事なので、今ではなって良かったと思ってます。
文字通り命の恩人になれるので。
ただ今の病院は辛いから早く辞めたい…
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