はじめに FIREに必要なお金をおさらい
みなさん、FIREしたいですか?私は一刻も早く仕事を辞めたいと思っています。
一般に FIREに必要なお金は生活費の25倍と言われています。
根拠となっているのはトリニティスタディと呼ばれる研究で、年間 4%を取り崩しても資産は30年間なくならない、という結果が基になっています。
トリニティスタディをさらに深掘りした記事はこちら↓
当然ながらリタイアに必要な資産は生活費に大きく依存します。
私は以前の計算で、子供が未成年の時は月40万円、それ以降は30万円と試算しました。
大した贅沢はできませんが、息が詰まるような生活というわけでもなく、いい塩梅(あんばい)だと思います。
医師専用サイトを覗いてみると
今回は 医者のような高所得者が、リタイアに必要な資金をどう考えているか を見てみたいと思います。
メドピアという医師専用サイトを使いました。
「将来必要なお金はいくらだと思いますか」という30代男性の質問に、50代から70代の男性が答えています。
「4000万」
「60歳は早すぎ」
「年間500−1000万」
といった回答が見られました。
これらの意見をまとめると、「60歳引退で2億円あれば贅沢しない生活ができる」
といったところでしょうか。
回答者の多くが50 – 70代なので、実際に2億持っている人も多いのでしょう。さすが高級取りですね。
2016年のエムスリーの記事にこんなのがありました。
リタイア時点での貯金目標、1億円超が3割◆Vol.14 過半数がリタイア後の家計状況に不安
少し古い調査ですが、勤務医の目標額中央値は7000万円ほど、開業医は1億円超と推定されます。
特に勤務医は FIRE を目指すのに妥当な数字であると言えます。
私も資産額のピークは40歳ごろ、7〜8000万円を目標にしています。
「医師らしい生活」で2億円貯まる?
簡単にシミュレーションをしてみます。
医師家庭の支出シミュレーション
30歳までは貯金ゼロ、そこから30年間は毎月の手取り給料を100万円とする。
住まいは持ち家、賃貸あるが、月に25万円で計算。
その他の生活費は月に40万円。
10年ごとに1000万円の高級車を買い替える。
学費は2人の子供に6600万円。
学費は保険ナビを参考にしました。
子供は二人、一人は全て国公立として800万円。
もう一人は全て私立から私立医学部に行くとして、5800万円。
(私立医学部を4000万円とした)
そうすると、30年間で
総収入が36000万円
住居費が25 × 12 × 30=9000万円
車が3000万円
学費が6600万円
生活費が40 × 12 × 30=14400万円
ギリギリプラスとなりました。
この収入だと厚生年金がほぼ上限に達するので、65歳からの年金が夫婦で毎月35 – 40万円近くもらえる計算となります。
比較的医者らしい生活はできそうです。
最高額を受け取るには厚生年金に40年間加入し、最高上限の金額を払い続けなければなりません。標準報酬月額は最高で65万円、標準賞与額は150万円のため、1230万円以上の年収を40年間もらい続ければ最高額をもらえます。厚生年金を満額もらえたとしても、基礎年金と合わせて合計453万1230円程度となります。
医者らしい生活をしていては2億円は作れないが、豪華な暮らしを死ぬまで続けられる ことがわかりました。
医者のリタイア基準は「60歳で2億」
どの世界もそうかもしれませんが、若い人の方が生活がしっかりしている気がします。
支出を把握している、高級車乗り回さない、でっかい家を建てたりしないなど。
30代のうちに5~6000万円持っている人が大半なのではないでしょうか。
彼らは私のように仕事をやめようとは思っていないはずなので、60歳までに2億は十分に達成可能です。
上記の「医者らしい」生活をしてしまうとあまり余裕はありませんが、普通〜少し裕福な暮らしをしている若い世代なら問題ないでしょう。
まとめ
・医者のリタイア基準を紹介
・死ぬまで散財し続けることもできるし、ガチれば2億も余裕
医者(高所得者)のリタイア基準について調べてみました。どうも私はつましい生活をしすぎているようです。
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