はじめに 保険で節税の仕組み
マネリテの高い方なら、民間保険の掛け金が控除され、節税になることはご存知でしょう。
生命保険料、介護医療保険料、個人年金保険料がそれぞれ対象となります。
世の中には数多くの保険商品がありますが、制度趣旨に反して、明らかに節税目的に作られた商品がわずかですが存在します。
私も現在それを使っていますが、今回は新たな商品が出てきたので、それを検討します。
生命保険料控除目的に「ちょこつみ」
これまで有名だった商品は明治安田生命の「じぶんの積立」でした。
私も加入していて、まもなく5年の満期を迎えます。
最近日本生命から新たな選択肢が出ました。それが「ちょこつみ」という商品です。
スキームはじぶんの積立と同じで、いつでも元本割れなし、実質の生命保険機能なしです。
異なる点は
💰積み立てが3年で終了(じぶんの積立は5年)
💰申し込みがwebで完結(2025年4月以降)
💰クレカ支払いが可能
といったところです。
特にエポスカードのポイントアップ対象になっていて、1.5%相当の還元が受けられ、かつ100万円修行にも使えます。
子供がいる家庭では限度額が増額される見通しなので、さらに恩恵が大きくなりそうです。
ただし加入が49歳までなので、50歳以上の方はじぶんの積立一択になります。
個人年金保険料控除目的に「ステップジャンプ」
4年前の記事なりますが、私は個人年金加入を勧めていませんでした。
その理由は良い商品がなく、節税効果が薄いからでした。
そこに第一生命の新商品「ステップジャンプ」が登場です。
この商品の最大のメリットは、3年経てば元本が保証される点です。
こちらもクレカ支払いに対応しています。
ファミペイなどにも対応しているようなので、やり方によっては還元率をクレカ以上にできるかもしれません。
控除が受けられる金額は年齢によって違うので、担当者に聞けば教えてもらえます。
この商品は対面での契約のみなので、手間がどうしてもかかってしまうのと、余計な保険を追加で契約してしまわないように注意が必要です。
筆者の計画
私はじぶんの積立が5月で払込終了となります。
その後5年間放置すれば年率0.75%で増えていくので、日本円の利率としては優秀ですが、解約して「ちょこつみ」に乗り換えようと思います。
個人年金「ステップジャンプ」は控除が受けられる最低額で加入する予定です。
今年以降の所得がいくらになるか想像できませんが、仮に所得税20%のラインだった場合の節税額を計算します。
生命保険:月5,000円
所得税→控除額が4.5万円(見込み)なので、所得税20.42%(復興税含む)だと9,189円
住民税→控除額が2.8万円(見込み)なので、住民税10%で2,800円
合計で11,989円となり、掛け金のクレカポイントが1.5%あるなら、900円分のポイント。
全て合わせると12,889円。
60,000 – 12,889=47,111円で60,000円のリターンがあると計算できるので、収益は27.4%になります。
個人年金:月7,000円(と仮定)
所得税→控除額が4.0万円なので、所得税20.42%(復興税含む)だと8,168円
住民税→控除額が2.8万円なので、住民税10%で2,800円
合計で10,968円となり、掛け金のクレカポイントが1%あるなら、840円分のポイント。
全て合わせると11,808円。
84,000 – 11,808=72,192円で84,000円のリターンがあると計算できるので、収益は16.4%になります。
まとめ
・生命保険料と個人年金が使える
・ちょこつみ、ステップジャンプを紹介
・筆者は毎年2.4万円節税できそう
仕事が落ち着いた4月以降に手続きしようと思います。
実際に契約したらまた注意点など続報を書きます。
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