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はじめに 証券の貸株について
貸株をご存知ですか?自分が保有している株を貸し付けることによって、預金と同じように金利を受け取れるというサービスです。
一度設定してしまえば、証券会社が自動で行い、売却も通常通りできます。
今回はこの制度の簡単な紹介と、注意すべき点について書いていきます。
貸株の設定 楽天証券
ログイン画面の
国内株式 → 貸株 → 貸株各種設定から変更することができます。
私は配当金を受け取りたいため、株主優待・予想有配優先にしています。
その理由は後ほど。
貸株のメリット 金利を受け取れる
唯一最大のメリットです。
楽天証券の画面では右上に金利が表示されています。
私が保有している株は全て金利が0.1%でした。
注意点
証券会社倒産時に保護されない
一般に証券会社に預けている株や預金などは分別管理され、倒産時にも全額が保護されます。
しかし貸株についてはこの制度の対象外で、戻ってこない可能性があります。
貸株金利はたいてい0.1%/年なので、リスクリターンが見合わないと考えるならば貸株はやめとくべきです。
雑所得に分類
貸株をすると配当金相当額を貸株金利として受け取ることも可能です。
この場合、配当は配当所得ですが貸株金利は雑所得に分類されます。
配当所得の税率は20.315%で、所得が少なければ配当控除が適応されます。
雑所得は給与所得などと合算して税率が決まります。
また雑所得が20万円以下の場合は、確定申告が不要です。
学生や主婦、社会人で確定申告をしない場合は、雑所得が有利かもしれません。
貸株はやりたければやっても良い、程度のもの
ほとんどの株は金利が0.1%で、投資信託や外国株は対象外です。
また株を貸してしまうと保護対象外となってしまうため、リスクリターンが合わないと感じる方も多いでしょう。
配当が税制的に有利になるのであればやっても良いかもしれません。
私は配当は配当として受け取った方がマシなのでそうしています。
私は楽天証券が潰れることはないだろうと高をくくってやっています。
まとめ
・貸株制度について解説
・貸株金利は雑所得になるため注意が必要
・倒産時には保護されないため、理解して始めよう
私はたまに振り込まれる金利を楽しみにやっています。
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