ヨーロッパ市場について考察 投資価値は低い

投資の原則系

はじめに 結論から

20217月、今年のテニス ウィンブルドンをテレビで観ました。

歴史と伝統のある、グランドスラムの中でも特別な大会だなと改めて感じました。

イギリスと大陸ヨーロッパでは微妙に違うと思いますが、この大会を見て自分の投資スタイルも少し変更しようと思いました。

結論は「ヨーロッパは投資対象から除外しても良い」です。

普段私は投資の際、なるべく自分の予想や主観を入れないようにしています。

自分に投資の才能がないと分かっているため

しかし今回は分散投資の原則から離れた、主観や予測の話となります。

ヨーロッパ株式

ヨーロッパ市場全体について

言わずと知れた先進国の集まりで、境界は諸説ありますが、人口は7.3億人、世界におけるGDPの比率は25%を占めているようです。

全世界株式におけるヨーロッパの割合は以下のようになっています。

emaxis slim全世界株式の目論見書より
BloombergのHPより

先進国 欧州 とします。

この中で、カナダは2.8%、オーストラリア1.6%程度なので、ヨーロッパは 87.6 – 58.3 – 6.9 – 2.8 – 1.618%くらいの割合だとわかります。

個別株について

個別銘柄の上位を見てみましょう。

以下のサイトから、時価総額世界top50に入っているヨーロッパ企業は6社あります。

世界時価総額ランキング2021 ― World Stock Market Capitalization Ranking 2021

19位 LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン

高級ファッションブランド フランス

22位 ネスレ

食品・飲料 スイス

27位 ロシュ・ホールディング

製薬・ヘルスケア スイス

30位  ASML・ホールディング

半導体製造装置 リソグラフィー オランダ

35位 ロレアル

化粧品メーカー フランス

50位 ノバルティス

製薬・アイケア ジェネリック医薬品 スイス

ちなみに日本は36位にトヨタがランクインしています。

アメリカのトップを占めるGAFAMやテスラなどとは、大きく業態が違う事がわかります。

米国株との比較

次に欧州株と米国株を比較してみます。

いつものようにtrading viewを使って、それぞれの値動き、相関を見ます。

米国はS&P500 ETFSPY、欧州は純資産額が最大のVanguard FTSE Europe ETF (VGK)を使います。

米国と欧州株の比較チャート

リーマンショック前からの約15年チャートですが、パフォーマンスに大きな差がついています。

相関係数 (下の青グラフは概ね0.5 – 1 の間に収まっており、両ETF相関が高い事がわかります。

欧州株式の魅力は乏しいように見える

キラキラしたIT企業はなく、リターンは長期に低迷。

歴史と伝統を重んじる風土からは今後も急成長するベンチャー企業は少なそう。

その割に米国株との相関は高い。

これが私が考える「ヨーロッパは投資対象から除外しても良い」理由です。

注意点

私が書いた事は当然既に知られており、それを考慮した株価がついていると考えるべきです。

またmyINDEXのサイトによると、米国は欧州株よりも、PERベースで28%PBRベースで2.2倍も高い株価となっています。

世界各国のPER・PBR・時価総額 (毎月更新) – myINDEX

ヨーロッパは相対的に安く、上昇余地があると考えられます。

510年の「短期」であれば、実際の成長よりも、上のような要因での株価変動が大きいかもしれません。

またユーロやポンド、スイスフランなど、通貨の分散もできる事を忘れてはいけません。

実際の運用上ヨーロッパだけを外すのは難しいので、米国以外の先進国を全て無くすというやり方になるでしょう。

おすすめの世界分散 米国:新興国 = 2:1

米国以外の先進国を除外して新興国に振り替える、というのが私のおすすめです。

米国は全世界の約6割なので、例えば米:日:新興国 = 61〜 622

くらいが良いと思います。

細かい話ですが、新興国インデックスの算出方法は大きくFTSEMSCIがあります。

この2つの最大の違いは、MSCIには韓国が含まれ、FTSEには含まれないという点です。

韓国の国力や成長性は、いわゆる新興国のそれとは異なります。

なので私は新興国株に投資する時には、韓国が入っていないFTSEの方が好みです。

投資信託の代表格であるemaxis slim新興国株式はMSCISBI雪だるま新興国はFTSEが基準指数なので、私はSBI雪だるまがおすすめです。

SBI雪だるまの方が保有コストも安いです。詳しくはこちら

まとめ

・ヨーロッパ株を保有する意義が低いと感じるようになった

・欧州大企業にIT関連が少なく、成長性が低そう

・ただ分散効果、為替分散が効かなくなるリスクもある

・割高な米国株に偏る危険も

・新興国株を増やす事で対応しよう

ヨーロッパ最大の企業がルイヴィトンというのに愕きました。

アメリカで言えばCoachが米国一の会社という感じでしょうか。

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