VYM, VIG, VOOを比較、検討

はじめに 前回の続き

前回の記事で、先進国株を米国ETFで自作するなら、 S&P500じゃなくて高配当株ETFにしたら下落耐性強いんじゃない?と書きました。

 

米国高配当株ETFに興味が出てきた
はじめに 先進国株投資は米国ETFが最強 私は現在、eMAXIS Slim先進国株をメインに買い付けています。 以前の投稿でSPLG (S&P500)+VEA(米国除く先進国株) を72:28で買うと、国内投資信託よ...

 

取り崩しが現実的になってきたこともあり、リターンを犠牲にしてでも暴落を回避したいと思っています。

今回は S&P500に代わる米国株ETFを考えます。

銘柄はSBI証券で購入可能、NISA枠使用可能なファンドが対象です。

 

 

高配当株ETFについて

まず高配当株ETFを探します。

有名どころとしては、VYM, HDV, SPYDがよく聞くETFです。

SCHDも最近楽天証券とSBI証券で日本の投資信託として買えるようになりました。

 

比較表は後で載せますが、この中ではVYMが最も自分に合っていると感じました。

💰保有コストが安い(0.06%)(特にSCHDは日本の証券会社が挟むため高い)
💰時価総額加重平均である(VYMのみ)
💰採用銘柄が多い(500社以上)

というのが主な理由です。

 

 

増配系ETFについて

VIG, DGRO(2014), NOBL(Tracers 配当貴族)

これらが挙げられます。

DGROが5年連続増配、VIGは10年、NOBLが25年の銘柄で構成されています。

 

この中ではVIGが合っていると感じました。

💰広く分散されている(330銘柄以上)
💰時価総額加重平均である(VIGのみ)
💰低コストである(0.05%)

理由はVYMと似ています。

どちらも一言で言うなら、「低コストでバランスが良い」という特長があります。

 

 

VYM vs VIG vs VOO

ステータスの比較

両者と、比較のためにVOOを並べた表がこちらです。↓

2025/04/01時点

 

また上位10社とその割合はそれぞれ以下の通りです。

VYM↓

 

 

VIG↓

 

 

VOO↓

「投資の森」HPより引用

 

どのファンドも純資産はどれも十分に大きく、保有コストも十分に低いです。

これら3つのETFの違いとしては、

💰上位10社が占める割合
VOO > VIG > VYM

 

💰情報技術セクターの割合
VOO > VIG > VYM

 

💰配当利回り
VYM > VIG > VOO

 

と、VYMとVOOにはそれなりの差があり、VIGはその中間のような存在であることがわかります。

 

 

過去リターン、リスクの比較

直近10年の数字で比較します。

Portfolio Visualizerで作成

 

予想通り、リターンはVOO > VIG > VYMとなりました。

標準偏差はVOO > VYM > VIGMaxドローダウンは VYM=VOO > VIGでした。

 

この10年はVIGがVOOに劣らずリスクリターンに優れていたことがわかります。

この結果を見て、成長投資枠でVIGを買い進めようと思いました。が…

 

 

VIG=VOO 90%?

ただしVIGとVOOの相関係数が0.95もあるので、わざわざVIGを選ぶ理由はあまりないかもしれません。

ちなみにVOO 90%にBSV (短期米国債) 10%を加えたポートフォリオをVIGと比較すると、リターン、標準偏差ともほぼ同じになり、間違い探しみたいなパフォーマンスとなりました。

リスクを減らしたいなら、S&P500 をやや控えめに買えば目的は達成されるとわかります。

 

 

VIGがおすすめ VYMも良い

思い切ったことができない私としては、 S&P500 に似ているVIGは投資しやすいと感じました。

しかし私はつみたて投資枠やiDeCoでオルカンや先進国株を買っています。

であれば、成長投資枠の一部はVYMくらい違う値動きのファンドにした方が良いかもしれません。

 

まだ結論は出ていませんが、資金に余裕があれば、成長投資枠の株式はVIG:VEA=70:30で買っていこうと考えています。

今年のNISA分はインド株とEDVで埋める予定のため、2026年以降になります。

 

 

個別銘柄選択なし、配当もそれなりにもらえて、オルカンや先進国株式に近いパフォーマンスが期待できる投資先です。

インデックス投資派だけど配当も欲しい、という方は是非ご検討を。

 

 

まとめ

・高配当株、連続増配株について調査
・高配当株はVYM、増配株はVIGが良さそう
・VYMとVIGを比較。VIGはVYMとVOOのちょうど中間
・今後はVIG:VEA=70:30で買うかも

iDeCoもあるしセミリタイアもする予定なので、そもそも追加投資ができるかだいぶ怪しいです。

取り崩しが近いのに新たな投資先ばっかり考えてしまう😂

コメント

タイトルとURLをコピーしました