はじめに 新NISAが始まり1ヶ月あまり
2024年1月に始まった新NISAですが、地上波テレビを含め、大きな話題となっています。
日本を含め、世界的な株高もあって、新規参入も増えています。
今回は新NISAで何が買われているのか、投資信託、ETF、個別株について見ていきたいと思います。
他の人が何を買っているのか調べると、興味深いことがわかってきます。
SBI証券で週間ランキングを確認
SBI証券では、NISA枠の購入に絞ったランキングを見ることができます。
投資信託
国内株式
米国株式
米国ETF
中国株式
中国株ETF
が載っています。
今回は中国株を除くランキングを調べます。
ランキング確認
投資信託
つみたて投資枠は (ETFではない) 投資信託しか買えません。
そのため金額は載っていませんが、このランキングが最も実態に近いと考えられます。
月間積立設定金額を見ると、1位はオルカン、2, 3位はS&P500と、まさに王道のファンド達です。
4,6位は米国ハイテク株中心のファンドで、より大きなリターンを狙っているのがわかります。
7位にはインド株がランクインし、インド株の人気が伺えます。
5位には唯一、分配型のファンド(日本高配当株)が入っています。
資金効率で言えば、配当・分配金がでない方が良いのですが、私はこのファンドは大いにありだと思います。
低コストでタコ足分配ではないからで、1800万円の非課税枠を埋めることは難しいからです。
国内株式
週間保有残高を見ると、1位はJT、2位はNTT、3位は三菱UFJ銀行です。
10位までほぼ全て、大型高配当株で占められています。
NISAで国内株を買う人は、ほとんどが配当目的であることがわかります。
私としては、このランキングも堅実で全然アリです。
米国株式
日本株とは大きく異なり、グロース株がランキングの中心となっています。
米国個別株を買うような投資熱心な層は、やはり大きく利益を上げたいと考えているようです。
米国ETF
こちらは米国高配当株ファンドが目立ちます。
1, 4, 7位それぞれVYM, SPYD, HDVがランクインしています。
2,3位も全米株式で、じっくり腰を据えた投資スタイルの人が多いように感じます。
今回唯一の債券がランクイン(5位のEDV)しており、これは驚きでした。
かなりマイナーな債券ファンドだからです。
[米国債券ETFの中でEDVは純資産額第88位。1位はBND]
私もEDVを買い進めているのですが、こんなに仲間がいたとは知りませんでした。
総評 多くの人が賢く投資している
優良なインデックスファンドや、業績、配当の安定した株式が上位にきていると感じました。
もちろん今後長く低迷することもありますが、現時点でできる最善の選択をしていると言っても過言ではないでしょう。
過去に日本人はゴミファンドばっかり買っている、と嘆いたことがあります。
その記事を書いてからわずか2年余り。ここまで変わるものかと驚きました。
また時々このランキングを確認します。
まとめ
・投資信託は安定のオルカン&米国株
・日本株は高配当株がズラリ
・米国株はグロース株がほとんど
・米国ETFは高配当株と全米、全世界株式が混在
・みんな賢く投資している
・2年前はゴミファンドばっかりだったのに
相場が大きく動いた時、またこのランキングを見ると面白いかもしれません。
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