目次
はじめに 前回の続き
・レバナスの扱いは非常に難しい
・積み立てでは暴落の備えは不十分
・USA360との併用がベスト
・積み立てではなく、一括&リバランスがオススメ
こんな事を書きました。
今回は少し補足して、併用ポートフォリオの候補をもう一つ紹介します。
それがグローバル3倍3分法ファンド(グロ3)との併用です。

レバレッジ型バランスファンドの中で、USA360と並んで私のお気に入りの一つです。

以前私は、USA360+グロ3の均等保有がよいとお勧めしました。

そしてレバナスでも同じように、
レバナス+USA360
レバナス+グロ3
がいずれも良いポートフォリオになると思います。
詳しく見ていきましょう。
レバナス+USA360の構成割合
これは以前ご紹介した通りですが、50:50で組むと株:債券がだいたい50:50になります。

投資元本200に対して290+270=560の資産を保有することになります。
合計で2.8倍のレバレッジがかかっています。
株式、債券ともに全て米国100%です。
債券は5年、10年物が半分ずつで、中期債の位置付けになります。
レバナス+グロ3の構成割合
こちらはもっと複雑で、リスク資産:債券を半々に近づけるために、レバナス:グロ3=40:60で考えます。

そうするとリスク資産:債券=280:240になります。
合計で2.6倍のレバレッジがかかります。
リスク資産を分解すると、
米国株式(NASDAQ100含む) 177
先進国株式(日米除く) 7
国内株式 24
新興国株式 24
国内REIT 24
海外REIT 24

債券部分は、
日、米、英、独、豪それぞれ48ずつ
となります。
レバナス+グロ3がおすすめだが…
私は広く分散されたポートフォリオが好きなので、レバナス+グロ3がおすすめです。
しかしレバナスを買っているエッジの効いた人は、きっとリスク志向が高く、全世界より米国株一択派の人が多いように感じます。
その場合はレバナス+USA360になります。
まずはNISA、iDeCoを使い切ろう
レバナス、グロ3、USA360は一般NISAのみに対応し、つみたてNISAには非対応です。
さらに2024年からの新NISA制度では、これらいずれもNISA対象外となる可能性が高いです。
(レバレッジ型投資信託は対象外とされている)
今回紹介したやり方は、投資の核にできる、非常に合理的でバランスの取れた投資法だと思います。
しかし特に2024年以降の話になりますが、まずは NISAやiDeCoの範囲内で投資先を考えるべきだと思います。
リターンは予測できませんが、コストは現在の情報で判断できるからです。
投資はリターンを追い求めるものではなく、リスク・コストを削っていくものだと思っています。
そこを超えて投資できる余裕のある方は、2024年以降もこれらのファンドを買ってよいと思います。
まとめ
・レバナス+USA360、レバナス+グロ3を紹介
・筆者はレバナス+グロ3がおすすめだが、レバナス+USA360の方が好まれそう
・これらのファンドは新NISAに非対応(の見込み)
・まずはNISA、iDeCoの範囲で投資をしよう
ジュニアNISAでレバナスを20年寝かせたら… 🤤
なんて考えたりもします
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